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━2017/3/16発信━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
大阪市立図書館メールマガジン 第39号
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メールマガジン第39号をお届けします。
寒さも和らぎ、お出かけにもよい季節となりました。図書館ではいろいろな催しも予定しています。どうぞ図書館にお越しください。
それでは今月の内容です。
<目次>
■図書館の便利な使いかた 第39回 商用利用もOK!「オープンデータ」
■蔵書点検による中央図書館休館のお知らせ
■平成29年度 子ども読書の日 記念事業を開催します
■催し物のご案内
■市立図書館バックステージ通信 第34回 (1)岩田美津子さんに聞きました!(2)岡本真さんに聞きました!
■今日は何の日
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■図書館の便利な使いかた 第39回 商用利用もOK!「オープンデータ」
大阪市立図書館では、平成29年3月2日(木曜日)より、デジタルアーカイブで公開している昔の写真や絵はがき等約6千点(画像約13万枚)について、オープンデータとして提供をはじめました。著作権の切れた文化資源を、地域経済の活性化に資することを目的に、加工や商用利用も許容するクリエイティブコモンズライセンスにおける「CC-BY」の条件で提供しています。デジタルアーカイブのオープンデータ化は、公共図書館としては日本で初めての試みです。
オープンデータとして提供しているものの中には、浪花百景などの錦絵、浄瑠璃本、百人一首文庫や、昨年国の重要文化財の指定を受けた「間重富(はざましげとみ)・間家文書(はざまけもんじょ)」といったコレクションも含まれています。アプリやホームページの素材、ビジネス利用など、自由な発想でご活用ください。
図書館所蔵の昔の写真・絵はがき等画像をオープンデータ化
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jojeh77qp-510#_510
中央図書館2階ミニ展示「オープンデータ活用術」
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jobao1i6a-510#_510
大阪市立図書館デジタルアーカイブ
http://image.oml.city.osaka.lg.jp/archive/
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■蔵書点検による中央図書館休館のお知らせ
蔵書点検等のため、中央図書館は下記の期間を休館させていただきます。
ご不便をおかけしますが、その間は、大阪市内の他の各図書館をご利用いただきますよう、お願いいたします。
4月13日(木曜日)から4月20日(木曜日)まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=joiwm90e2-510#_510
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■平成29年度 子ども読書の日 記念事業を開催します
4月23日の“子ども読書の日”を記念して、子どもたちが図書館に親しみ、本を読む楽しさにふれられるよう、また、子どもの読書活動の推進について市民
のみなさんに広く知っていただくため、4月15日(土曜日)から5月7日(日曜日)の期間、子ども読書の日 記念事業を開催します。各図書館と自動車文
庫で開催する読み聞かせ会や人形劇などの詳細は、大阪市立図書館ホームページでご確認ください。
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=joirkceb1-510#_510
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■催し物のご案内
◎中央図書館
・図書館ビジネス講座 元気塾
パネルディスカッション「士業の活用・仕事内容」
ビジネスの強力なパートナーとなる弁護士・公認会計士・税理士・弁理士の4名が仕事内容や活用法について語ります。
3月25日(土曜日) 14時から15時30分(開場13時30分) 当日先着順200名 5階大会議室
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=joe8lhfkx-7080#_7080
・劇場版「天王寺おばあちゃんゾウ 春子 最後の夏」上映会
映画上映後に天王寺動物園飼育員と人見監督のトークショーを予定しています。
3月26日(日曜日)14時から16時(開場13時30分)当日先着順300名 5階大会議室           
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jo6aembcd-510#_510
・子ども読書の日 記念事業「ココロに効く短歌のつくりかた」
歌人・高田ほのかさんによる子ども向けの短歌づくりワークショップと、どなたでもご参加いただける、短歌をテーマにした講演会です。
4月23日(日曜日)
ワークショップ 13時30分から14時30分 事前申込20名(多数抽選)
講演会 15時から16時 当日先着順300名
ワークショップの申込締切4月12日(水曜日)
申込方法など詳細は下記を参照してください。
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=joaxrde9n-510#_510
・子ども読書の日 記念事業「春のおたのしみ会」
ボランティアグループ「絵本の会西」のみなさんによるおたのしみ会です。
エプロンシアター、大型絵本など楽しい演目がもりだくさん!
4月30日(日曜日)14時から15時(開場13時30分)当日先着順 80名 5階中会議室
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=joqb29hxt-510#_510
◎地域図書館
・福島図書館
楽しく遊ぼう!-多文化子育てサロン-
外国語の絵本をよんだり、おしゃべりしたりして、多文化を体験しましょう。
3月28日(火曜日)10時から11時30分
当日先着順25名 福島区民センター2階和室(図書館と同じ建物の2階)
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=joi8fe5ou-510#_510
・西成図書館
きみもマジシャンになろう!-身近なものを使って、エコマジックに挑戦!-
ペットボトルや紙コップを使ってマジックの道具を作り、みんなでマジックを楽しみましょう。
3月30日(木曜日)14時から16時
申込先着順20名 西成区民センター会議室2-1(図書館と同じ建物の2階)
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=joudn12o9-510#_510
・東住吉図書館
応援しよう!2017セレッソ大阪展
東住吉区に本拠地を置くサッカーチーム「セレッソ大阪」の写真パネルやグッズなどを展示します。
4月19日(水曜日)まで 東住吉図書館入口前
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jokold667-510#_510
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■市立図書館バックステージ通信 第34回
(1)岩田美津子さんに聞きました!
2月19日(日曜日)に、城東図書館で平成28年度PTA・社会教育関係団体対象人権学習会促進事業「点字でつながる・点字でひろがる さわって楽しむ絵本の魅力」を開催しました。
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jof7n1p5e-510#_510
講師にお迎えしたてんやく絵本ふれあい文庫代表の岩田美津子さんに、終了後お話を伺いました。
図書館:プロフィールを拝読しますと、1歳の息子さんに「おかあちゃん、絵本読んで」と持ってこられたのがてんやく絵本を作るきっかけだそうですね。
岩田さん:当時は見えない私が読んでやれる絵本がなかったため、息子を大阪市立中央図書館児童室に連れて行き、私の代わりにこの子に読んであげてほしい、と職員にお願いしました。保育所などで皆に読んでもらうことと個別に読んでもらうことは違います。月1回、1時間から2時間くらい読んでもらいました。そのうちに「どうしたら私が読めるのか、読んであげたい」と思い始めました。そうしたら職員の方に、「透明な塩ビシート(塩化ビニール製のシート)があるから点字をうって、貼ってみたら」と提案していただいたのです。文庫を始めたのも、その方に「他の人にも貸してあげたら」と言われ、てんやく絵本はうちのものだけでなく、「みんなのもの」だと気づいたからなんですよ。
図書館:そうでしたか。「全盲だから読めない」では終わらないところが岩田さんのパワフルなところですね。その後、当時の郵政省に働きかけて貸出のための郵送料無料化を実現されますが、その時のエピソードを教えてください。
岩田さん:てんやく絵本を貸し出そうと決めたとき、さて、どうやって貸し出すか、となりました。見えない人たちに利用してもらうには郵送でなくてはなりません。それを盲人用郵便を利用していいものか疑問に思ったので、確かめるべく大臣あてに手紙を書きました。そうこうしているうちに共感してくださる方が増えて、10年かかると思っていたことが3年で実現しました。常に「私はどうしたいのか」からスタートします。何かにぶち当たって、やめるのか、やめたくないのか。やめたくないなら続けるしかない。人生は毎日常に分岐点です。自分への問いかけで、進みたいように進まなければ。
図書館:岩田さんの生き方が、てんやく絵本の誕生と普及につながったのですね。岩田さんにとって、てんやく絵本、点字つき絵本の魅力とはなんでしょう?
岩田さん:皆さんは見えることで事足りて、さわることに重きを置いていないのでは?と思います。さわることは楽しいですよ。点字つき絵本「ぐりとぐら」に出てくるたまごでも、見るだけでなくさわってみれば、見ているたまごと別のたまごのイメージが広がっていきます。絵本の魅力がさらに広がります。忘れていた手や指先の感覚を研ぎ澄ませてみてください。もっと楽しいから。絵本とは見てさわるもの」です。さわることで想像力がふくらむということに気づいてほしい。もっともっと心が豊かになりますよ。
図書館:絵本とは「見てさわるもの」、という言葉にはっとしました。てんやく絵本や、点字つき絵本は障がいのある方だけのものではなく、すべての方が楽しめる絵本なので、より多くの方に知っていただきたいですね。本日はありがとうございました。
(2)岡本真(おかもとまこと)さんに聞きました!
3月3日(金曜日)に中央図書館で、「借りるだけではもったいない!『もっと』使える!図書館」シリーズ第2弾「未来の図書館、はじめませんか?」と
題し、全国の図書館の現状を見てこられた岡本真さんにお話いただきました。
講演の前半では、これまでに1400か所以上の図書館を訪問された岡本さんに、「協創の場としての図書館」など4つのポイントを軸に、伊丹市立図書館ことば蔵や富山市立図書館、瀬戸内市立図書館などをご紹介いただきました。また、後半は当館職員を交えて、大阪市立図書館の特徴的な取組みをご紹介しました。大阪市立図書館デジタルアーカイブ画像のオープンデータ化は、公共図書館では初の試みであり、加工も商用利用もできるため、今後さまざまな活用が見込まれると、岡本さんに評していただきました(詳しくは今号「図書館の便利な使いかた 第39回」をご覧ください。)街の人々の思い出を記録として残す「思い出のこし」についてもご紹介いただきました。ある図書館で利用者から相談を受けたことに始まり「記憶を記録として」残していこうとするもので、今年度から大阪市立図書館全館で実施しています。また、10代のコンビまたはトリオが漫才形式で本を紹介する「書評漫才グランプリ」は、とても大阪らしい取組みだとおっしゃっていました。講演終了後、少しお話を聞かせていただきました。
図書館:岡本さんは図書館職員向けの研修などで講演されている印象でしたが、今回の講演会はいかがでしたか?
岡本さん:最近、市民向けの講演会で図書館について話してくださいと依頼されることもあります。講演する内容は様々ですが、実施する自治体の状況もありますし、他都市の事例をご紹介して「図書館というところはいいところです」という話だけをすることに疑問を持つこともありました。公共図書館なのだから、行政として市の図書館についての説明責任もあると思っています。今回は、タイトルが市民の皆さんに向けた明確な問いになっていて「借りる」以外のことをもっと市民の方に知っていただきたいと考えていることがわかるので、私はこちらの方が好みです。
図書館:普段の講演会との違いは感じられましたか?
岡本さん:私の顔見知りで、普段図書館のことを口にしない人が今回来ていて、帰りに「図書館への印象がずいぶん変わりました」と話しかけてくれました。もちろん、図書館の支持者の方や、明らかに図書館にお勤めの人もたくさんいました。でも、まったく普段関心持っていない人たちでも、チラシがたまたま目に留まったり、私のフェイスブックで見つけたから来てくれた人もいると思います。回数を重ねれば重ねるほど、新たに関心を持つ方が増えてきますので、これは必ず図書館の強みになると思います。
図書館:今日の講演会を聞いてくださった方が一人でも、「大阪市の図書館、もっと使ってみようか」って思ってくださればうれしいです。
岡本さん:それこそ、今日の講演会の「思い出のこし」の話を聞いて、「今度からカジュアルな内容でも図書館の人に聞いてみよう」と思う人が出てくれば良いと思います。このような取組みを続けることで、2、3年経つと、市民の方から受けているレファレンス(調査相談)が現在とは明らかに変化します。以前だったら、「こんなくだらないことを図書館の人に聞いても…」と市民の方がためらわれた内容でも、いろいろ相談に来られるようになれば、それが図書館への信頼の証です。
図書館:やはり、継続していくということが大切なのですね。
岡本さん:そう思いますよ。やはり行政サービスの場合にはそこが肝だと思います。
図書館:岡本さんのフェイスブックに、近々本が出版されると書いてありましたし、その本の内容についても、シリーズ第3弾か第4弾で講演していただけるとうれしいです。
岡本さん:はい、そうですね。ぜひ、このシリーズは続けてほしいです。
図書館:本日はどうもありがとうございました。
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■今日は何の日(3月16日)
•和気清麻呂が河内・摂津両国の境に運河開削を申請 - (788年)
•ニュートラム南港ポートタウン線、住之江公園―中ふ頭間開業 - (1981年)
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=mu5o8muhn
*大阪市史編纂所のホームページでは、「今日は何の日」として、『新修大阪市史』第10巻に掲載された歴史年表の「市域関連事項」を一部修正し、日付ごとにまとめなおしたものをご紹介しています。下記のページからご覧いただくことができます。
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/?page_id=1151
毎日、その日の「今日は何の日」をトップページに表示しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回の配信は2017年4月20日(木曜日)の予定です。
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