終了報告
多文化共生のまちづくり
-地域でくらす生活者として外国につながる中高生・若者が抱える課題、解決策を考えよう-
中央図書館にて、「多文化共生のまちづくり」と題し、さまざまな視点から多文化共生について考える講座を開催しました。
第一部では、支援者の立場から、外国につながる子どもたちの現状や課題、生活において困っていることや、支援者による実際の活動についてなど、幅広くお話ししていただきました。第二部では、外国につながる若者の立場から、ご自身もフィリピンにルーツを持っておられる方から、日本での勉強は大変だったが前向きに頑張ってこられた経験や、
同じ境遇の子どもたちに向けて、これから社会に出ていろいろな人に出会うと思うが、コミュニケーションをしっかりとっていくとよい結果につながると思うというお話がありました。
第三部では、外国につながる教員の立場から、3名の方からの動画が紹介されました。
さまざまな出会いと学びが、外国につながる子どもたちの自尊感情を育てることになること、自分自身がかけがえのない存在であると思えることが大切だというお話が印象的でした。
最後に、司会の岩城さんより、地域に暮らす外国にルーツをもつ若者が、自分を失うことなく経験を重ねていくために、周りにいる大人や受け入れる社会がどう変われるかを考えていくことが大切でだというお話がありました。
参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
以下は、本イベントの開催のお知らせです。
外国につながる中高生・若者が置かれている状況について考える講座です。
進学・就職など
中高生・若者が抱える課題や必要な支援について、支援者、当事者からそれぞれの立場で感じてきたことをお話しいただきます。
テーマに興味のある方はどなたでも、ぜひ、お気軽にご参加ください。
【日時】令和3(2021)年10月28日(木曜日)14時から16時(開場13時30分)
【会場】中央図書館 5階 大会議室
【定員】60人(事前申込先着順)
【申込方法】電話またはFAXで受け付けます。(生涯学習部 生涯学習担当が窓口です)
- 電話 06-6539-3347(平日9時から17時30分の間にお願いします)
- FAX 06-6532-8520(ちらし裏面の申込用紙をご利用ください)
ちらしは10月28日多文化共生のまちづくり(PDF形式,574KB)をご覧ください。
手話通訳をご希望の方は10月18日(月曜日)までにお申し込みください。
【内容】
- 第二部「大阪で育つ」(外国につながる若者の立場から)
JB Vicenteさん(フィリピン食材店 サリサリストア)
対談者 坪内好子さん(西淀川インターナショナルコミュニティー)
- 第三部「多様な出会いを学び」(インタビュー動画)(外国につながる教員の立場から)
韓文亨さん(大阪市立大池小学校教諭 〔指導専任〕)
パレル ハンズ Ⅱさん(大阪府立成美高校教員)
金仁淑さん(大阪市教育委員会民族講師)
【進行】岩城あすかさん(公益財団法人箕面市国際交流協会)
【共催】大阪市教育委員会事務局生涯学習担当・中央図書館
新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、中止または延期する場合があります。
発熱がある、咳が出る、風邪症状があるなど体調不良の場合は来館をお控えください。
ワクチン接種の有無にかかわらず、マスクの着用をお願いします。
事前に「催しにおける新型コロナウイルス感染拡大防止対策」をご確認ください。