[終了報告]【#懐ラノ】懐かしラノベをみんなで読んで語る会
第一部「懐ラノを読む時間」
出入り自由で、およそ380冊の懐ラノを並べた部屋に机・椅子、ごろ寝用のゴザを用意しました。普段は閉じられている多目的室には、物珍しさも手伝ってか多くの方が訪れました。
興味を惹かれて「一番古い本はどれ?」と探す子どもさんもいました。お父さんに奥付を教えてもらって、どの本が古いか1冊1冊手に取って確かめていました。また、「懐かしー!」と言って用意されたアニメ雑誌を熱心にご覧になった方もおられました。
第二部「懐ラノを語る時間」
語る会は大阪市阿倍野区の古本屋「大吉堂」の店主である戸井さんをお迎えし、図書館職員も含めて6名での「語る会」となりました。
『ハイスピード・ジェシー』や『銀河英雄伝説』、『涼宮ハルヒ』シリーズなど、それぞれ入口は違えども共通するところも感じられ、和気あいあいとした会となりました。
当日の話題としては、「印象的な懐ラノとの出会い」や「ライトノベルを通じてできる友達や仲間のこと」、「電子書籍の功罪」等など。
他にも、SF作品では例えば宇宙船の形など「文字情報だけでは限界があるので、イラストが理解の助けになる」ことや、アニメやゲームなどの繋がりなど、このジャンルならではの話題も多くありました。出版から月日を重ねた作品も多いので、新装版が出版されると思いもよらないあとがきや特典が追加されていることなど、新しい発見もみられました。
話題の一例をあげますと、『超革命的中学生集団』ではどの表紙イラストのバージョンが好みかが話し合われました。図書館が用意したのは生頼範義氏による表紙のものでしたが、やはり永井豪氏を推す意見が多くありました。そのほか、新刊書店と古書店と図書館の役割の違いなど、多岐にわたるお話が繰り広げられました。
好きな本について語るということは、自分自身について語ることでもあります。ライトノベルというジャンルを中心にして、自分のことを語り、誰かのことを知っていくというのは、とても大切なことです。今後も、こうした会を実施できればと考えています。
興味はあるけれども、当日に城東図書館に来ることが叶わなかった方もいらっしゃるかと思います。この報告で、当日の雰囲気を少しでも感じていただければ幸いです。
【以下は事業実施時の広報です】
【#懐ラノ】懐かしラノベをみんなで読んで語る会
大阪市立城東図書館では令和4(2022)年1月から2月にかけて、
SNSでライトノベルの過去作品に関する思いを綴るハッシュタグ「#懐ラノ」と連動した図書展示およびトークイベントを実施しました。今回、新たな「#懐ラノ」企画を実施します。懐ラノをみんなで読んで、語る会です。
【日時】 令和5(2023)年7月9日(日曜日) 終了しました
当日は2部構成です。どちらか一方のみの参加も可能です。
【会場】 大阪市立城東図書館 多目的室 【問い合わせ】城東図書館 電話 06-6933-0350