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2024/10/12new

[終了報告]【中央】トンマーゾ・ピンチョ出版記念トークイベント

Tweet ThisSend to Facebook | by 中央図書館

第27回大阪市図書館フェスティバルロゴマーク


終了報告

第27回大阪市図書館フェスティバル

トンマーゾ・ピンチョ『ぼくがエイリアンだったころ』出版記念トークイベント


10月12日(土曜日)、「トンマーゾ・ピンチョ『ぼくがエイリアンだったころ』出版記念トークイベント」を開催しました。
『ぼくがエイリアンだったころ』の著者であるトンマーゾ・ピンチョさん、邦訳を担当された二宮大輔さん、ピンチョさんと親交の深い作家のラウラ・今井・メッシーナさんをお招きした本日のイベント。
まずはピンチョさんのこれまでの経歴について、江戸川乱歩を参考にしたというペンネーム、イタリアと日本の共通点、画家と作家と翻訳家のジャンルをこえた活動など、さまざまなエピソードを交えてお話ししていただきました。
つづいて、ピンチョさんが『ぼくがエイリアンだったころ』の原著のはじまりの一部分を朗読してくださいました。二宮さんによる邦訳の朗読と解説を通じて作品への理解が深まり、貴重な創作秘話に会場のみなさんがひきこまれていました。
最後は参加者の方からの質問にも丁寧にお答えいただき、ピンチョさんの作品の世界を堪能することができる盛りだくさんのトークイベントになりました。
参加いただいたみなさん、どうもありがとうございました。

イベントの様子イベントの様子

以下は、本イベント開催のお知らせです。

イタリアのポストモダン文学の奇才トンマーゾ・ピンチョ氏の代表作『ぼくがエイリアンだったころ』の邦訳出版を記念し、著者本人が来日します。
『ぼくがエイリアンだったころ』(原題:Un amore dell’altro mondo)は、アメリカの伝説的なロックバンド、ニルヴァーナのヴォーカル兼ギタリスト、カート・コバーンの人生に着想を得て生まれた長篇小説です。
20代をアメリカで過ごし、アメリカのポストモダン文学や1990年前後のアメリカの文化・芸術に強い影響を受けてきたピンチョ氏は、伝統的なイタリア文学の範疇に収まりきらない、越境的かつ独創的な作家として、現代イタリア文学界で独自の地位を築いています。
今回のイベントでは、邦訳を担当した二宮大輔氏、そしてピンチョ氏と親交の深い作家のラウラ・今井・メッシーナ氏とともに、これまでの活動や作品の執筆に込められた思いについてお話しいただきます。
また、トークイベント後にはピンチョ氏によるサイン会を予定しています。

【日時】令和6(2024)年10月12日(土曜日)14時から15時30分(開場13時30分) 終了しました
【会場】中央図書館 5階 大会議室
【定員】300人(事前申込・先着順)
【対象】どなたでも
【申込方法】インターネット もしくは はがきで受付
【申込締切】10月10日(木曜日)(当日必着) インターネット申込のみ、10月11日(金曜日) (延長しました)
【その他】手話通訳ご希望の方は9月27日(金曜日)までにお申し込みください。一時保育はありません。
【共催】イタリア文化会館-大阪(別ウインドウが開きます)、大阪市立中央図書館
【問い合わせ】中央図書館 利用サービス担当 電話 06-6539-3326

●インターネット 
こちらの申込フォーム(別ウィンドウが開きます)からお申込みください。
図書館からメールをお送りする際のドメイン名は oml.city.osaka.jp です。
迷惑メール対策で、受信メールの制限をしている場合は、図書館からのメールが受信できるよう設定をお願いします。 
設定方法の詳細は、お使いの携帯電話会社等へお問合せください。

●はがき 
はがき1通につき、4人までお申込できます。
下記記載事項を明記して 下記の宛先までお送りください。
 [宛先] 〒550-0014 大阪市西区北堀江4-3-2 大阪市立中央図書館「トンマーゾ・ピンチョ出版記念トークイベント」係
 [記載事項] 
参加者全員のお名前・ふりがな、代表者の住所および電話番号
※当日、代表者のお名前がわかるものをお持ちください。
※申込が定員に達した場合のみ、お電話にてご連絡します。

いただいた個人情報は、個人情報保護法ならびに大阪市個人情報の保護に関する法律の施行等に関する条例に基づいて取り扱い、事業終了後速やかに破棄いたします。

トンマーゾ・ピンチョ氏 写真

トンマーゾ・ピンチョ氏 プロフィール
1963年ローマ生まれ。画家を志し20代でニューヨークに渡り、現代アートに大きな影響を受ける。イタリアに帰国後、作家に転身。代表作は『ぼくがエイリアンだったころ』(2002)、『Cinacittà』(2008)など。翻訳家としての顔も持ち、フィリップ・K・ディックやジョージ・オーウェルなど、著名な作家のイタリア語翻訳も数多く手掛けている。
トンマーゾ・ピンチョという筆名は、ポストモダン文学の旗手トマス・ピンチョンをイタリア語風にしたもの。江戸川乱歩の作品を読み、彼の筆名がエドガー・アラン・ポーのもじりであることを知ったピンチョが、ローマに実在する地名「ピンチョ(Pincio)」と、トマス・ピンチョンの「ピンチョン(Pynchon)」を掛け合わせたことで生まれた。

二宮大輔氏 写真

二宮大輔氏 プロフィール
1981年愛媛県生まれ。2012年ローマ第3大学文学部卒業。訳書に、ガブリエッラ・ポーリ+ジョルジョ・カルカーニョ『プリモ・レーヴィ―失われた声の残響』(水声社、2018)、クラウディオ・マグリス『ミクロコスミ』(共和国、2022)など。また、『翻訳文学紀行Ⅲ』(ことばのたび社、2021)に収録されているトンマーゾ・ピンチョの短編「紙とヘビ」の翻訳を担当。

ラウラ・今井・メッシーナ氏 写真

ラウラ・今井・メッシーナ氏 プロフィール
ローマ生まれ。小説、エッセイ、児童文学の作家。23歳で東京に移住し、東京外国語大学で文学の博士課程を修了。現在、都内の複数の大学でイタリア語講師として教鞭を執る。代表作に、『天国への電話』粒良 麻央訳(早川書房、2022)などがある。

ちらしはトンマーゾ・ピンチョ『ぼくがエイリアンだったころ』出版記念トークイベントちらし(PDF形式, 920KB)をご覧ください。

図書館フェスティバルのほかのイベントについては、第27回大阪市図書館フェスティバルを開催します!をご覧ください。
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