図書館をめぐるエピソード応募作品
図書館をめぐるエピソード
カテゴリ
その他
エピソード
「読書は楽しい」
私は読書が嫌いでした。趣味が読書という人を羨ましく思っていました。よく読んだと言えるのは、小学6年生の時に学校の図書室で借りて読んだ「シャーロック・ホームズ」のシリーズくらいでした。
そんな私が読書にのめり込む切っ掛けとなったのは松本清張の『砂の器』でした。田舎に持って帰り、墓参りの間もずっと読んでいました。しばらくは買って読んでいましたが、阪急淡路駅近くに東淀川図書館があるのを知り、また今の場所に移転してからも次々と清張の本を借り読みました。清張の作品をほぼ読みつくした後は他の作家の作品(主にミステリー)に手を広げ、今に至っています。私はテレビをほとんど見ません。本のほうがずっと面白いのです。意外な展開にわくわくし、文章や情景の美しい表現に感動し、時を忘れて読みふけります。そんな私を支えてくれるのが身近な東淀川図書館です。
掲載名(ペンネーム)
すきトラおばさん
年代
60代
カテゴリ
その他
エピソード
「図書館は地上の星」
この頃、新聞を読んでいるとイヤーに「高齢者」という文字が目につく。「高齢者・高齢者」言うナと思いながら、手を拱いていた訳ではないが、いつの間にか自分が高齢者の先輩になっていた。
私の住まいから、自転車で10分程の所に、蔵書数日本一と娘が威張る大阪市立中央図書館がある。およそ、人が生きていくあらゆる分野のあらゆる種類の本が、誇らしげに並んで手招きしている。溢れる想いが活字となって地上の星の如く燦めいている。 ある日、私も閃いた。「あ、そうっだったのか。私の本好きは、この日の為にあったのか」高齢者も何のその、本を読む楽しみがある。「フン・フンこの位なら私にだって書ける!」と空威張りする楽しみもある。今日も、地上の星を探しに図書館に寄ってみる。
掲載名(ペンネーム)
河南寿美子
年代
70代
カテゴリ
その他
エピソード
「もう一つの居場所」
振り向くと、図書館の明かりが濃くなっていた。センター試験は先週に終わった筈だが、三階の自習室は迫る夕暮れに立ち向かうごとく光って見える。受験生の追い込みが伝わってくるようだ。頑張れ、後一息。入館した昼過ぎとは異なる風景がそこにあった。電車を利用しての外出に「今日はどちらへ?」と、乗り合わせた知人に訊かれても、最近は口を濁す事が多くなった。以前のように、今から大阪の図書館です、と返すと相手の多くは「へぇーお勉強・・・」と呆れ口調になる。そして不安気に足下の杖に目を移す。そんなやり取りが鬱陶しいのだ。老人の暇潰し、半分は夢の中、と笑って凌ぐ時もあるが、私の図書館通いは年季が違うネン、と内心密かに抵抗する。終戦の年に生まれ、前にあるのは進歩という名の上り坂。そうした時代の縛りや家庭での鬱屈を抱える高校生にとって、市の図書館の存在がどれだけ大切な所であったか・・・。放課後の唯一の逃げ場であり、本の扉を開けて変身できる私のパワースポットであった。気がつくと江戸の町中を歩いていたり、ぼんやり書棚を前に色々な風景を追っているだけの事も。五十年以上の歳月を経た今でも、閲覧室で本を開くと人生の様々な情景が覗けるし、勝手な色付けをしている自分にも出会う。抱える心身の貧しさは今も同じだが、考えてみるとその分ずっと、図書館という居場所は私の傍に居ったと言えよう。豪華なセカンドハウスだ。黄昏の下り坂に人工関節の入った金持ちの脚は心許ないが、私の図書館通いはまだ続きそうである。
掲載名(ペンネーム)
来・ぶらり
年代
70代
カテゴリ
その他
エピソード
(無題)
僕は、よく図書館に足を運びます。なぜなら、無料で館内に入れて、多くの本があり、いろいろと活用できるからです。僕は、時間があいているときなどに図書館で本を読みます。OMLISですぐに本の情報確認ができたりするからです。家にいるとすぐにゴロゴロしたり、ひまつぶしに長時間テレビを見てしまうなどとてももったいない時間の使い方をしてしまうけど、図書館では、ためになる本や勉強でわからないところをすぐに調べられます。
だから活用方法としましては、ひまなじかんがある人は、大阪市図書館・自動車文庫まちかど号に足を運び、一日一日が無駄のない生活を送ってほしいです。僕も、学校帰りの夕宅や休日の日に図書館に行って本を読んだりしています。図書館は無料なので、とてもうれしいです。これからも継続して図書館に行こうと思ってます。これからも図書館は生活そして一日の一部として、過ごして行きたいと思います。
掲載名(ペンネーム)
あっきー
年代
10代まで
カテゴリ
その他
エピソード
「里見八犬伝が大好き」
小学三年生の時、「まんがで読む南総里見八犬伝」を図書館でかりて読みました。絵がきれいで読みやすく、私はすぐに八犬伝にむ中になりました。八犬士の中でとくに好きなのは、犬塚信乃戌孝と、犬坂毛野胤智です。現八と信乃のほうりゅうかくも、最高にかっこよかったです!仁義礼智忠信孝悌の球も、紙ねんどで作りました。でも、もうちょっとくわしく知りたかったので、あおまたぴんく先生の本も読んでみました。浜路のことや、かや、もずのことなども、よく分かりました。ちなみに、どちらの八犬伝も、今は家にあります。たぶん、はじめて本に恋をしました。まだ出会って二か月ですが、滝沢馬琴の大ファンです。後世にのこる、すばらしい作品を二十八年もかけて作り上げてきたことは、本当にすごいと思います。図書館であの本をかりていなければ、今の私はいなかったでしょう。私は、こんな本を、もっとたくさん見つけて、図書館をもっと好きになろうと思います。
掲載名(ペンネーム)
犬塚信乃郁李
年代
10代まで
カテゴリ
その他
エピソード
(無題)
貸出列に並んで、偶然目に飛び込んできた「今年は大人も参加できます」のお知らせ。 ポイント300でおまけ「貸出券3枚」。 ワーイと心の中で声を上げ、早速申し込んだ。 3枚の貸出券は早速に使い果たしてしまったが、意外な習慣が身についた。 200ポイントで頂いた読書ノートがきっかけだ。ノートをつけるうち、自分にだってあった若い頃、受験勉強そっちのけで読書に浸っていた、あの感覚がよみがえってきた。 読んだことのない本を開ける度のワクワク。読み終えた時に今度はあの本が読みたい、あれこれがよみがえった。 思えば、社会人になってからは仕事の即戦力になることばかりを思い、フロアーの本棚を見ることさえしてこなかった。それが、ポイントがきっかけで、仕事ついでに借りる1冊が増えに増えた。年の暮れ。図書館にもサンタさんはいるのだろうか?来年もどうか大人のポイント参加がありますように。
掲載名(ペンネーム)
ポイント
年代
60代
カテゴリ
その他
エピソード
「今の図書館に脱帽」
私は、図書館のファンになっている。二ヶ月ほど前から。それまではと言うと、幼稚園児以来、図書館で本を読んでこなかった。たが、中学生になり、本とか関わってみようと思うようになった。母から家の近くに大きい図書館があると聞き、行ってみたところ、新しい小説や雑誌、料理本が並んでいたことに驚いた。早速図書館のカードを作ってもらった。そこで新たに、予約ができることを知った。遠くて行きづらい図書館から勝手の良い図書館まで届けてくれるのだ。なんて親切なサービスなのだろうと感心した。同級生の友達も家族も知らなかったようで、何だか得をしている気分になった。予約の際、スマホの画面で本を選ぶのは便利だと思うが、実際に目で見て並んでいる本から見つけ出す楽しみも良いと思う。是非、中央図書館で本に囲まれたいものだ。沢山の本を読みたいが、全部は買っていられない。そんな私の味方が図書館なのである。
掲載名(ペンネーム)
しらかわみや
年代
10代まで
カテゴリ
その他
エピソード
「私と図書館」
私が深く図書館と係わるようになったのは、15年前に図書館が募集した「読み聞かせボランティア」に応募してからです。 その頃、私は子育てから解放され、何か子どもと係われる事を探していたのです。早速講座を受講し、活動を始めましたが、なかなか上達せず、先輩の方々に教えて頂いたり、図書館のスタッフに助けて頂いて、おはなし会に参加できました。暇ができると、図書館の絵本コーナーで過ごしていました。 そして月日が過ぎ、絵本を読んだり、おはなしを語るのも上達していきました。会のメンバーも増え、いつの間にか古株になっていました。 ところが一昨年の秋、大病を患い、休会を余儀なくされました。手術と入退院を繰り返し、一時はもう会には戻れないと思ったこともありました。 幸い、病気して1年で、会に戻りメンバーが歓迎してくれた時は、熱いものが込み上げてきました。つくづく読み聞かせボランティアをしていて良かったと思った瞬間でした。 子どもたちの笑顔から元気を貰い、病気なんかに負けないで、活動を続けていきたいと思っています。
掲載名(ペンネーム)
ちびちび
年代
60代
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
「図書館巡り」
子供の時からの本好きで本屋さんや貸本屋、学校の図書室によく出入りしていました。大阪市に転居してからは地元の市立図書館に行っています。ハイキングや用事のついでに、各区の図書館に顔を出し本を借り出します。共通のカード一枚で利用できるので便利です。返却は地元の市立図書館へします。最近ついに全24区の図書館巡りを完遂しました。市立図書館ならどこの図書館も同じ本が書棚に並んでいると思っていたのですが、各図書館はいろいろ特色を出していて違う本があって期待を裏切りません。たまに本屋で買った雑誌などは読んだ後、日頃の利用のお礼に図書館へ寄贈しています。図書館は無料で利用できるし、2週間で返さなくてはならないのでプレッシャーがかかって読了できます。買った本は何時でも読めると思うせいか、積ツン読の状態で読み終われません。図書館様さまです。図書館バンザイ!
掲載名(ペンネーム)
森本基久
年代
70代
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
「人生の第二ステージと図書館通いから」
長年の仕事にも故郷にもピリオドを打ち、大阪に来て新生活を始めてもうすぐ一年。時間ができて図書館に通うようになりました。人生の第二ステージは、絵本の読み聞かせがしたいと思っていました。図書館の講座を受ける中で読み聞かせの「絵本の会西」に出合いました。会の方の読み聞かせが楽しくて、まず自分が読んでもらうことの楽しさを味わい、絵本のすばらしさを実感しました。この思いを子どもたちにも伝えたい、読んでもらっている時の子どもたちの目が輝くのを感じたいと会に参加しています。図書館の楽しみの二つ目は、大阪を知ることです。右も左も分からない私が、自分の好んでいる所を知るきっかけになったのが芦辺拓の小説です。旧川口居留地から始まり、西区のガイドブックのように知っている所が出て来て、全部歩いてみました。その中に中央図書館のことをほめてあって、大阪のコーナーが充実しているとありました。さっそくそのコーナーを見つけて活用しています。図書館のおかげで、私の第二ステージは楽しいことが一杯です。いろいろな人と出会い、新しい所に出かけています。これからも、本を通して楽しく生活していこうと思っています。
掲載名(ペンネーム)
ほんだいすき ばーば
年代
60代
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
「図書館活用術-モッタイナイ精神を!」
私は、子どもに本好きになってもらいたいが、何でもかんでも買い与えたくない。お気に入りを見つけ、大事にしてもらいたいと子どもが小さい時から近くの図書館を使っていました。
その想いから、私の興味のある本や子供が「お母さん、これ買って!」とだだをこねる本を図書館で探します。そしてその図書館に無くても他の図書館にあれば地域の図書館で予約が出来、いつもの図書館にとりに行け子どもが小さい時にとても助かりました。その時にだけ必要な本は、図書館で借りる。ずっと持っておきたい本を買う。こどももいろいろ興味のある本を読み自分で選択し、今月はこの本を買い、図書館でこれを借りる。どうしても何度も借りたい本は購入するという様に図書館を子どもの小さい時に有効活用して、私も子どももお気に入りの本や必要な本を購入するという習慣をつけてきたと思います。
掲載名(ペンネーム)
ラスママ
年代
50代
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
(無題)
図書館は、自分の部屋だと思って行ってみる。見知らぬ人が、部屋に居るけれど、別にいじわるされることもなく、喋ることも必要ないので、沈黙していればいい。 本を読むのに来ているのだから、昼寝をしていれば、係の人から注意されるのだが、他のことを、考えていてもいい。いっぱいの、本棚に囲まれて、日本の大作家から、最近の若手の作家の人達の、目の前で、大評論家としての気分で、本を読むことは、嬉しいことである。こんな素晴らしい部屋なのに、この部屋に行かないのは、もったいないことである。時々、赤坊の声がうるさいこともあるが、それもそれでいい。いい声で、さわいでいるなあと思うのもいい。心の大きさをはぐくんでくれる訓練になる。自分を、成長させてくれる部屋でもあるのだ。
掲載名(ペンネーム)
丈二
年代
60代
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
「本、遠方より来たる」
昔から探していた名前と著者だけが分かっていた本。その本とやっとめぐり会えたのは友人の助言。「図書館の司書さんに相談したらええよ」おずおずと要件を告げた私ににこやかに対応くださった司書の方。再訪するとその本がそこにあった。遠く鹿児島の図書館から借りられたとのこと。館内で読むのみだったが、一頁一頁文章を頭に焼き付けた。満足。以来度々図書館のお世話になっている。何とありがたいことか。
掲載名(ペンネーム)
雷鳥
年代
40代
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
「おつかれさん」
仕事帰りに図書館へ寄ります。館内へ入ると、ほっとします。本たちが、「おつかれさん」と、言ってくれます。 カウンターへ行って、予約図書が届いているか訊ねます。館員さんとの会話が楽しみです。やさしい応待に心がなごみます。好きな本は歴史・時代小説・ファンタジー物語・子どもむけの絵本などです。
館内をぶらぶら一めぐりします。「本さんたち、こんにちは」と、あいさつをします。「ようこそ、ようこそ」「私、きのう来たよ、つれてかえってよ」と、本さんたちが答えてくれます。赤ちゃんをだっこするように、本をかかえて帰ります。ちいさな部屋で、本のページをくることが、私の幸せなひとときです。
掲載名(ペンネーム)
稲本恭啓
年代
60代
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
「真面目に図書館を利用している私」
図書館を活用している私。月一回発行の中高年向けの本を2~3冊予約しながら借りて数年。「着物リフォーム」のページが見たくてと言うか、読みたくて毎月利用しています。中々本を買えなく、隅々まで読む暇がなくお借りすることでとても図書館がありがたく思っています。又、図書館に行くと自由にゆっくりと静かな雰囲気の中で読むのはとても嬉しいし、大阪市のチラシに目を通したり、いただけるチラシも行く目的です。又ミニコミ誌に旅紀行を投稿趣味の私、イタリア、中国二回、日本の各地に行った時の記事を載せてもらっているのですが、旅先のパンフレットを読みながら、観光、食べ物、現地の方々とのふれ合い等、見たまゝ感じたまゝを記録し、歴史、史実の間違いがないように図書館に行って確認しています。本当に図書館の存在は私にとっては助かっています。
掲載名(ペンネーム)
征子
年代
70代
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
「寿限無、寿限無、五劫のすりきれ」
6歳の娘が、図書館で借りた「寿限無」(齋藤孝・文/工藤ノリコ・絵)の本をくり返し読んでいます。「じゅげむ、じゅげむ、ごこうのすりきれ・・・」。語感がおもしろく、言葉の説明が巻末にあるので、シューリンガンのグーリンダイの意味もうれしそうに話してくれます。 もうすぐ小学生になるのに、活字の本をなかなか読まないことを心配していたのですが、この本に出会ったことで、娘の本への関心が一気に高まり、本当にうれしいです。 扉が開くと、そこからはどんどん関連づけて読むようになり、「寿限無」の絵を描いている工藤ノリコさんの本を気に入り、便利なインターネット予約を活用して、週末ごとにどんどん借りて、どんどん読む日々です。インターネット予約があるおかげで、娘の読みたい本もカウンターからすぐ出てきて魔法みたい!と大喜び。図書館と寿限無に大感謝です!
掲載名(ペンネーム)
寿限無の地蔵
年代
30代
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
「図書館がつなぐ大阪の過去と未来」
小学生時代、よく遊んだ難波宮公園。隣の大阪城と共に都心にある広大な緑地、歴史公園です。昔、ここに陸軍が置かれ、騎兵隊や輜重隊が堺市・金岡に移ったと聞いて調べようと思いました。 現在の金岡公園の辺りですが、堺市役所、堺市博物館や大阪歴博に尋ねても十分な資料がないとのこと。私の大学の専攻は史学ですが、数十年前の出来事でも風化が進んでいることがショックでした。 大阪市立中央図書館に相談すると、堺市史や古写真、地図、戦前の新聞データベースなどの存在や研究のアドバイスを教えて頂けました。 金岡駐屯地は戦後、米軍キャンプと接収され、返還後は跡地利用を巡って市民公園・自衛隊や警察用地・病院など議論や市民運動が巻き起こったそうです。資料を手に金岡公園を実際訪れ、そこで遊ぶ子ども達を見て、自分の子ども時代を思い起こし、平和な現代を実感しました。 大阪にも米軍基地があったことに驚き、団塊世代の父から進駐軍を見た話などを思い出しました。街や風景は日々変化し、移ろいゆきます。そんな大阪の歴史を探る手がかりが、まだまだ図書館には眠っているのではないか。また新たなテーマに挑んでみたいと思います。
掲載名(ペンネーム)
真田丸の一ファン
年代
30代
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
「地域経済のための新聞活用術」
中央図書館に着いたら、真っ先に3Fの新聞コーナーへ。そこはまさに新聞や、情報の宝庫です。日本には多様な風土・文化が存在し、まだ行ったことがない地域もあります。日経新聞を購読していますが、全てがそこでカバーできるわけではありません。北海道は農業従事者の高齢化、TPPへの対応、過疎地の鉄路の廃止など、沖縄ではハブの捕獲、米軍基地が問題になっています。私達の大阪は「都構想」が議論され続けています。政治・経済だけでなく、ご当地アイドル、今はやりのスイーツ、地域の小学校給食なども興味深い。ニュースはネットで、という人も多いようですが、これだけ膨大な文字をデジタル画面で読むと疲れます。図書館は無料で、しかもバックナンバーも検索できるのです。「地域再生」「6次産業化」「ご当地ものブーム」が今のキーワード。新たなビジネスのきっかけになるかも知れません。若者の書物、新聞離れが進んでいます。「おもてなし」「国際化」もまずは地域の良さを知り、再確認することから。その地に密着した、心温まる話題を図書館でも紹介すれば、もっと利用者も増え、新聞や活字文化の興隆になるかと思います。
掲載名(ペンネーム)
Shinbun太郎
年代
30代
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
「図書館は私の本棚です」
活字中毒症となって、早や30年余り。読みかけの本が手元に無いと落ち着かない日々。そんな生活が続くと、当然家の本棚はありとあらゆる種類の本で溢れかえってしまって。そうだ、これからは図書館という、私にとって素晴らしき楽園があるじゃないかと。買うべきか、一度読んだ本なのか、本屋さんの店頭で悩む日ともおさらば。やっといい年齢になって気付いた次第でありまして。それからは最寄りの図書館にせっせと通っております。 この本は読んだ本なのか、いや読んでいない本なのか、買ってしまってから、後悔しきりの心配も不要。何の心配も無く本を選べる幸せに浸っています。 そんな私、ア行の作家さんから順に読み進めておりまして、現状はまだオ~カ行の作家さんを行ったり来たり。新たな作家さんが発掘出来たりで、なかなか前進しません。この調子だと、最後の行の本棚に行き着くのはいつの日やらです。
掲載名(ペンネーム)
月夜の警備員
年代
50代
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
「Smart or Sweet」
いつからここに通っていたんだろう。すっかり色あせてきた図書カードを見ながら思う。 幼稚園児の頃は「じゃんぐる」。小学生の頃は「たからばこ」。私の図書館の印象だ。中学生からは「スマートフォン」…いや、スマートじゃないけど。そんな存在だ。 調べものをする時、ネットのあやふやな情報より、図書館で文献調査や資料を探した方が確実だし詳しい。学校の宿題で何度もお世話になってきた。携帯小説を読むなら、文庫本を読んだ方が目に優しい。ゲームをするなら、オムリスで充分楽しいし、図書館をうろうろするだけでも沢山発見があると思う。それに、本からは無限の未知の世界へ行くことが出来る。なんでもデジタル化する世の中だけど、独特な本の匂いとあったかい雰囲気はずっとこのままでありますように。そして私自身もこの大好きな図書館を大切にしていきたいと思う。 スマートよりもスウィートな世界の方が素敵だと思いませんか…?
掲載名(ペンネーム)
かきのたね
年代
10代まで
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
「図書館は宝箱」
定年を機に図書館デビューし10年余。その頃老朽家屋の建替えと壮絶な引っ越しを経験し、余分な物は増やさないと決意。本は図書館利用と決め、毎週通い詰めた。住宅分野から古典、文楽、俳句へとその時々の必要や興味関心にそい利用。若いころ縁のなかった多くの作家作品にも熱中。まさに図書館は宝箱と化した。話題の新刊本を知ると即ネット予約し、常に10冊余の本にいつ会えるのか楽しみに待つ日々である。こうして学ぶ意欲に応え、内なる心の引き出しを広げてくれる存在になり、何をしようかと戸惑いのあった定年後の日々を豊かにサポートしてくれる図書館へと今日も急な坂道を自転車で向かうのである。
掲載名(ペンネーム)
フラワー
年代
70代
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
「図書館はビジネスサポーター」
中小企業診断士として独立して仕事をしております。 創業や資金繰り、事業計画書作成のポイントなど、社長さんに対して、講演やセミナーをする機会が多いのですが、そのとき頼りになるのが市立図書館です。 ビジネスに関する蔵書が豊富で、セミナーの内容を考える際、たくさんの情報を参照することが出来るのでとても助かっています。特に中央図書館はビジネス街に近く、夕方に立ち寄り色々な調べ物をすることが出来ます。閲覧コーナーも広く、私にとって便利な書斎・オフィスです(笑)今後はレファレンスサービスも活用してみたいと思っています。 必要な書籍を多数借りて、自宅で仕事をする時にも図書館のサービスを利用しています。会員登録をすれば利用できるナクソスミュージックライブラリーです。あらゆるクラシックの名盤から自由に選んでBGMとして利用できます。仕事の効率も向上します。市立図書館は素晴らしいビジネスサポーターです。
掲載名(ペンネーム)
永井俊二
年代
40代
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
「第二の人生は中央図書館とともに!」
退職を機に、第二の人生は作家を目指そうと一念発起し、情報収集のための図書館通いを始めた。それまでは、好みの書籍の貸し出ししか経験のない私だが、できるだけ多くのジャンルの書籍に触れようと中央図書館の館内を巡った。 縁あってある出版社から、第二次世界大戦時のドイツについての原稿依頼を頂いた。私のテーマは、ドイツの戦争兵器から生まれた平和利用の産物。テレビ電話やテープレコーダー等々。中でも電子顕微鏡の資料が見当たらず、駆け込み寺のように二階の相談コーナーの司書の方の助けを求めた。 キーワードを頼りに、司書の方は辞書、単行本、戦記雑誌まで検索し資料提供をしてくださった。中にはドイツ語の論文まであり、中央図書館の収集力は大したものだと舌を巻いた。 この仕事をきっかけに幾つかの書籍の執筆の機会を得た。私の第二の人生のスタートは、中央図書館のお蔭だと感謝している。
掲載名(ペンネーム)
出雲弘紀
年代
60代
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
「図書館24ヶ所巡り」
図書館、図書館のみなさまいつもありがとうございます。 休館日はさみしい、ましてやなくなってしまったら、はじめてその偉大さに気が付くことでしょう。 さて、私の図書館活用術は・・・ 24区にある図書館をくまなく利用し今年で3年目。 ?借りたい本、行きたい図書館をウェブで申込み ?メールで貸出し通知がきたら期日内に必ず歩いて行く。 ?帰りは市バス・地下鉄(乗継特典)。環状線を楽しむ。 行きは神社等歩きながら観光、帰りは乗り物とグルメで大阪を愉しむ。 予約の引取期限・返却期限が背中を押してくれて図書館で心身ともに健康です。
掲載名(ペンネーム)
勢
年代
60代
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
「返却棚で本を探す楽しみ」
何年前から図書館に返却棚ができたのかは覚えていませんが、返却棚で本を探すのが私の楽しみになっています。 返却棚には様々な分野の本が混沌とした状態で並んでいて、きちんと分類されている図書館の本棚にはない魅力があります。 その魅力は返却棚にある本は全て他の利用者が借りたもので、『数ある図書館の本の中から選ばれた一冊である』ということにあると思います。 返却棚の本を見ると、借りた方が私に『この本はいかがですか?』とおすすめしてくれているように思えます。 私にとって、返却棚は他の利用者のおすすめ本のコーナーです。 返却棚で出会った本の中には自分では本棚から見つけることができず、出会えなかったと思われる本が何冊もあります。 図書館活用法というには大げさですが、返却棚にただ本を返すだけでなく、置かれている本をざっと見て、興味を引く本がないか探せば、意外な本との出会いがあると思います。
掲載名(ペンネーム)
おすすめの一冊
年代
40代
カテゴリ
図書館活用術
エピソード
「図書カンで悪循カン?な話」
調べものは本よりネット、とすっかり定着した今日。多くの本から探す手間もなし…と思いきや、検索でたどり着くのは、興味ある事柄が載った『本』の情報だったりします。 古い本が揃った感激の図書館サイトから予約を入れ、目当ての本を入手。深い知識の世界に没頭します。あ~楽しい。幸せ。は~、、ウズウズ…あれ?何かウズく。もしや私のよろしくないクセが疼きだしたのでは…。 図書館利用の良さは本の所有数を抑えられる事にもあります。だから利用しているというのに。なのに、なのに、この素晴らしい廃刊本の数々を手元に置きたい!どうしても欲しい!嗚呼! そうして、ネットで古本屋さんのサイトを猛烈に漁り、ポチりまくってしまうのです。おかげで私の部屋はネット時代以前より本が溢れた状態に…。図書館を利用しながら、更に本が増えてしまうという難儀な現象が…。我が収集ヘキにヘキ易哉。
掲載名(ペンネーム)
ハムスターのモンドくん
年代
30代
カテゴリ
思い出
エピソード
「図書館と共に」
私の住む区内に図書館ができたのは学生時代だった。最初は足しげく通ったものだった。高校三年になり、就職先が内定した頃、「あっ、図書館員っていう仕事もあった」と気づいたがあきらめる。しかし、どうしても図書館員のことが頭から離れず、社会人四年目で会社を辞め、夜間の大学司書講習に通い、資格を得た。その後、アルバイトである役所内の図書室に勤めたが二ヶ月という期間限定のため、別会社へ移る。次に、図書館へ本を納入する会社と出会い、そこで働く。資格はとても役に立った。結婚のため離職して、他市へ住んだが、そこでも図書館へは利用者としてよく通った。それから二十年。再び、実家近くへ戻ってきた。子供の頃と同じ道を通り、図書館へ行く。館内もよく知っている。とても驚いたのは子供たちの夏休みは全日開館だということ。他市では休館日が多かったので、びっくり。これからも私は図書館と共に毎日を過ごす。
掲載名(ペンネーム)
ブミブミ
年代
50代
カテゴリ
思い出
エピソード
「また来たよ。」
かつて、中央図書館が「こどものとしょかん」と「大人の図書館」別々になっていた頃のこと。小さい私は、こどものとしょかんへ。低めの書架、たくさんの絵本、心地良いお気に入りの場所。けれどいつからか、大人の図書館に入りたくなった。どんな本があるのかなという単純な好奇心からだったのだろう。そしてある時、親と一緒に入れてもらった。背丈よりもずっと高い書架。見るからに難しそうな本。静かに本を選び、静かに勉強する人たち。別世界がそこには広がっていた。私もいつか、こんな人たちの仲間入りをするのだと思った。
時が経ち、中央図書館、待望のリニューアルオープン。定期テスト中だったのに、勉強そっちのけでまっしぐらに足を向けた。かつて憧れた「大人の図書館」に迎え入れられた気分だった。以来、すっかりヘビーユーザーになっている。それでも時々、こどもの本コーナーに足を向け、あの懐かしい低い書架に、また来たよ、と挨拶したくなる。
掲載名(ペンネーム)
ほんとも
年代
30代
カテゴリ
思い出
エピソード
「お元気ですか?」
随分と以前のことですが、”病いに伏せっていたおりに”郵便受けに、図書館からハガキが届いたことがあります。 ”予約されていた資料が届いています”失意の中にあって生気も絶え、ただただ今と言う時を、横たわっているだけ、と、言うことがあるものです。救難信号を出す気力もなく、私は部屋で遭難していました。”誰からだろうか?”少しばかり拍子抜けのする図書館からの一枚のハガキは、私にとっての安否確認になった。やり直すきっかけとなり、”生きていて良かった”と、思える今がある。あの日借りた資料が何だったのか忘れましたが、あの日届いたハガキは今も、大事にしています。
掲載名(ペンネーム)
LEE WOOIL
年代
40代
カテゴリ
思い出
エピソード
「としょかんのにんぎょうげき」
にんんぎょうげきがおもしろかった。にんぎょうげきのらいおんのはずのぬいぐるみがくまみたいでおもしろかった。それから、らいおんのぬいぐるみはよわむしで、こわがりだから、らいおんとはおもえない。ひかるはなしは、すごいなとおもった。らいおんのにんぎょうは、ださいなあとおもった。いろいろな人がおはなしをよんでくれて、おもしろいなとおもった。中にはしってるおはなしもあったけど、でもとてもおもしろかった。
掲載名(ペンネーム)
のぞみ
年代
10代まで
カテゴリ
思い出
エピソード
「司法浪人のことなど」
今は遠いむかし、大阪市内に図書館が、ポツポツとしかなかった時代のことである。
閲覧室にぶ厚い本を何冊も積み上げ、その本に没頭している人たちがいた。その部厚い本は、あたかも城壁のようで、何か近寄り難い雰囲気を、ただよわせていたことを今でも覚えている。その人たち、といっても2~3人のごく少数で司法試験の受験生であると知ったのは、ずっと後のことであった。とにかく、平日の昼ひなかでも勉強しているのだから、なぜか奇異な感じがしたものだった。この時、司法浪人なる言葉を教えてもらって、あの人たちがそうだと大学の先輩がいみじくも言ったことを思い出す。現在の図書館のように、貸出が中心で、図書館資料の利用が大原則という、市民の図書館利用が浸透していなかった時代、閑散とした平日の閲覧室で、自習もごく普通のことであり、一幅の風景画をなしていた。あの人たちは、大成した法律家になったのだろうか。今は遠いむかし・・・。
掲載名(ペンネーム)
吉田 勉
年代
70代
カテゴリ
思い出
エピソード
「専任の司書のいる環境を」
多くの保護者が、本の好きな子どもを育てたいと考えて、毎晩、絵本の読み聞かせをしていることだろう。私も、子どもたちに対して、赤ちゃんのころから、読み聞かせを始めた。しかし、すべての子どもが本好きになるわけではない。その分かれ目は、小学校の高学年であろう。そのころに身近に本があるような環境を作ることが重要だ。昭和50年、大阪市立旭図書館が開設されると、長男は、よく通っていた。次男は、物語より図鑑に興味があるようだったが、エミリー・ロッダの「デルトラ・クエスト」については、シリーズを読破していった。平成12年に、図書館が、旭区民センター、芸術創造館との複合施設として建て替えられてからは、私一人が、隔週で通っている。本は、他のメディアと違って、人の読みたいという能動的意思によって、頁を開かれ続ける。本と人との架け橋になることが司書の仕事である。私は、身近な図書館に司書のいる環境を未来の世代へ伝えていきたいと強く願っている。
掲載名(ペンネーム)
阿野高明
年代
60代
カテゴリ
思い出
エピソード
(無題)
我が家には障害を持つ家族がいます。 なかなか一般の方にはわかりづらい、生活する上での困難さが親子ともにあり、それを克服していく為に親子で勉強中の日々です。 いろんな考え方や療育方法があるのですが、それらを全部取り入れる為に全ての本を購入しようとすると、莫大な費用がかかります。 そして、障害の参考書の中にはとても価格が高くなかなか手が出にくいものもあります。 そんな時、図書館には、いろんな資料があるので、私たち親子はとても助けられています。 障害関連の本を借り初めた頃は、こんなに、障害に関するものを借りて、司書の方に何か思われないだろうか…と少し不安がありました。 しかし、この不安は杞憂に終わり、司書の方はとても丁寧に接して下さっているので、安心しています。 私たち親子にとって、いつもいつもお世話になっている図書館の皆様、いつも本当に有難うございます。 これからも末永く、宜しくお願い致します!
掲載名(ペンネーム)
ゆったり親子
年代
30代
カテゴリ
思い出
エピソード
「場」
私にとって大阪市の図書館は不思議な「場」です。 初めて中央図書館を訪れたときには、まだ旧館の頃で、今みたいにコンピューターでは無く、本の後ろについたカードで貸し借りをやっていました。 当時の図書館は本を貸し借りできる場所として、どんな本でも出てくる魔法の場所として、子どもながらに見ていました。 以来、長いお付き合いになるのですが、学生の頃は学業の参考に、社会人になってからは遠方の図書館にしかない本の取り寄せあるいは仕事に関わる資料の相談にと、私のニーズが相当変化しているにも関わらず、すべて対応していただける懐の深さを、あらためて感じました。 今は区にある図書館を使うのですが、規模はコンパクトでも24区全館で融通しあえるスケールメリットをありがたく甘受しています。 このような、施設や書籍などの資料、そして対応していただくスタッフの方々を、無料で市民が利用できる贅沢さ、公共性の高さに気づかされるのです。 最近は、開催される多彩な催しに参加したり、あるいは他地域の新聞を読みながら地域独特の話題を楽しんだりしています。 しかし、何かと忙しくなり足を運ぶことができない日も多くなりました。 それでもネットで本を借りる予約ができるだけでなく、電子書籍が読めたり貴重なアーカイブが眺められたりすることをとっても、大阪市の図書館は進化していると感じています。 そういう「場」の広がりの恩恵を受けることのありがたみを普段は忘れがちでした。 市民全員の財産が凝縮した「場」そして私にとって必要不可欠な「場」である大阪市の図書館は、これからも守り受け継ぎそれぞれの場所で在っていてほしい、強くそう思います。 20周年本当におめでとうございます。そしてありがとうございます。
掲載名(ペンネーム)
かまどのけむり
年代
40代
カテゴリ
思い出
エピソード
「しあわせ原風景」
4人兄弟の末っ子だった小学生の私を、母はよく図書館へ連れて行ってくれました。小学校の図書室よりも小学校に併設されていた公民館の図書室よりも大きい、町の中央図書館でした。 「何時何分に貸出カウンターの前でね」と母が言うと、各自目当てのコーナーに向かいます。私は子どものコーナーや漫画のコーナーをまわって気になった何冊かを手に持ち、母に選んだ本を見せたくてカウンターの前での待ち合わせ時間前に、日本の小説コーナーで熱心に本を吟味する母を探します。母とふたりで行く図書館がだいすきで、私も図書館の本はよく読みました。思い出す日常のしあわせの風景の舞台が図書館であり、いま70を目前にした母は子どもが巣立った後も図書館へ通う習慣を続けています。 いま思うと、子どもが4人いてフルタイムで働いて忙しい母が、ちょっとしたすき間の読書時間を大切にしていた気持ちはよくわかります。母がずっと元気で図書館に通えますように。
掲載名(ペンネーム)
ペンギンきょうだいのおねえちゃん
年代
30代
カテゴリ
思い出
エピソード
「出会い」
出会いなんてものは、案外ありふれた生活の中に転がっているものだ。 「どうぞ」 ある秋の日の図書館で、私は音を立てて足元へ転がってきた空き缶を拾って差し出した。 車椅子に乗る男性はくるりと車輪を操って振り返ると、私を見て人好きのする笑顔を浮かべる。 「ありがとうございます」 お礼にとジュースを奢って頂き、私達はしばらく話した。 就活生である私にその方が貸してくださった本は「コンビニ人間」。 ー働くっていうことの意味を考えさせられますよ。 就職四季報を借りに来ていた私が思いも寄らず手にした物語。 周りがなんと言おうと、自分が好きなものを信じて仕事を選ばないと幸せになれないよ、と本が語りかけてくる気がした。 人と本との出会いは、1人の人生を左右する。もしかしたら後から振り返ったとき、あの時の図書館での出会いが私の人生を少し変えたと思う、そんな瞬間に私はいるのかもしれない。
掲載名(ペンネーム)
もぐら
年代
20代
カテゴリ
思い出
エピソード
子供が4人いてましてよく通いました。雨の日、寝る前 いろんな本を読み聞かせたため 今でも子供の本が立ててあると この本喜んでたなあと懐かしくなります 借りた図書館でなく他の区の図書館で返してもOK ということに 凄いなと感心しながら ありがたいと思いました 今もずっと 借りては返すをずーーーっと繰り返しています ネットで簡単に予約できることもとても便利です。 電子本の時代ですが 手にとって読む楽しみは 今後も続きそうです 孫が 「泣いた赤鬼」の内容を簡潔にスラスラ言ったとき感動しました 保育園に通っていますがきっと 先生が 何度も読み聞かせてくださったのだと思います 本に関わって 小さい子に本好きにしてあげられる大人が増えるといいと思います
掲載名(ペンネーム)
ババール
年代
50代
カテゴリ
思い出
エピソード
17年程前子供が幼稚園の頃 人形劇、紙芝居のほかに、そら豆むき、あやとり、お手玉などの遊びを提供して頂きました。 その方を子供たちは、豆のおばちゃんと呼んでいました。 色々な体験をさせて頂き、知らなかった絵本や簡単な本にも興味を示しました。 そらまめくんシリーズの絵本は、豆をむいたからなのか? 喜んで読んでと言っていました。 体験は大事です。 本を読むことも大事です。 その事を豆のおばちゃんに教えて頂きました。 ありがとうございました。
掲載名(ペンネーム)
ラッキー
年代
50代
カテゴリ
思い出
エピソード
「実は、本も願っているのかも」
幼い頃、自動車文庫まちかど号で、孤児の女の子とクリスマス人形の話を借りていました。何度も借りて、いつも母や兄に寝る前に読んでもらっていました。今から思えば、「願えば願いごとはかなう」と言う 本のメッセージのおかげで、これまで楽観的に生きてこれたのかもしれません。私も、お話のアイビーと同じで、雛人形が欲しくて、ショーウインドーの人形を眺めていました。 時は過ぎ、男の子の母親になり、時折、あの本を懐かしく思い出すけれど、ずっと題名が思い出せずにいました。装丁や題名の違う絵本は見つけましたが、あの本ではないのです。 最近になって、題名がわかり「ホリーとアイビーの物語」を借りました。当時の記憶がよみがえり、懐かしさに感激しました。意地悪フクロウがオモチャ屋から居なくなるシーンは痛快だし、おまわりさんの奥さんの想いに涙しました。 図書館には蔵書が沢山あるけれど、今借りた本が、幼い私が何回も借りた、あの一冊なら、お互い会いたがっていたのかもしれない。そう妄想すると、また涙が出てきました。私も歳をとりました。
掲載名(ペンネーム)
きしひとみ
年代
50代
カテゴリ
思い出
エピソード
「中年期の危機に付き合ってくれた図書館」
大阪市立図書館との深い付き合いが始まったのは、10年ほど前でした。出会いのきっかけは、転職をしようと思い立ち、試験勉強に使える場所に大阪市立中央図書館を思いついたことでした。2階の読書席を確保するため開館前から集まる人の列に並ぶことも初めてでした。居眠りをしていると警備員さんに肩を軽く叩かれ目を覚ましたことも懐かしい思い出です。図書館は、そっと寄り添い、求めれば問いかけに答えてくれる場です。私は結果的に転職をすることなく、転職を考える前の専門職を今も続けられています。図書館という空間で自分自身の心と向き合い、対話し、自分を取り戻すことができたように思います。図書館は、中年期の危機を救ってくれました。忙しくなった今も、図書館のイメージが心の中にできたからこそ、図書館の本を通して先達と対話し、豊かな知恵と出会い、仕事の質を高め豊かにしていくことが出来ています。図書館を支える皆様に心より感謝します。
掲載名(ペンネーム)
浅古流星
年代
40代
カテゴリ
思い出
エピソード
「図書館は、巨大なタイムマシン」
小学生の頃の私は、SFシリーズが大好きで学校の図書室の貸し出しカードを本の名前で埋め尽くしたのを思い出します。しかしながら、読書カードは今となっては残っておらず、何となく表紙の絵と挿絵、大まかなストーリーが心に残っているだけです。 大人になり、図書館を利用した時、ふと子どもの頃に読んだあの本をもう一度読み返してみたいと思いました。あの頃のあの本ともう一度出会えるかもしれないと淡い期待を持って検索システムに向かいました。記憶を頼りにキーワードを検索に入れました。 大阪市立中央図書館の地下の書庫から現れた、本は、かなり古びた姿になっていましたが、まさにこの本でした。長新太さんの描く表紙の絵と挿絵が、私を小学校の図書室に連れ戻してくれました。 ドラえもんのタイムマシンは、部分的にですが、作られつつあるのかもしれないなあと少し不思議な(SF?)気持ちになりました。
掲載名(ペンネーム)
殿谷仁志
年代
40代
カテゴリ
思い出
エピソード
「読みたい本はいつかは手の中に」
本が大好きである。特にお話が。 子供時代、本を買い与えられることが1番嬉しかった。小学生時代、国語の教科書を受け取った日に読み切ってしまっていた。学生時代、図書室に入り浸っていた。大人では、暇ができると本屋をうろついた。 ある時はたと気づいた。もう部屋に本が置けない。買うお金の余裕がない。 そうだ、図書館がある。大阪市に引っ越してくると、区毎に図書館があるではないか。ネットで読みたい本予約すれば、メールで案内がくる。読みたい本は、必ずいつか必ず手の中。夢のようだ。便利すぎるではないか。 数年後引っ越すことになった。もちろん図書館にアクセスが便利なことが、優先項目に入ったのはいうまでもない。 今の自宅は、中央図書館から1駅。ドアTOドアのようなもの。夜も8時まで開いている。 メールを受け取れば、いつももいそいそ図書館へ。 ありがたすぎるぞ図書館。
掲載名(ペンネーム)
kimiko
年代
50代
カテゴリ
思い出
エピソード
「再びマイブーム」
学生の頃は本の虫で毎日読書していたのに就職してからはめったに読むこと無く、小説とは無縁の日々でした。 結婚しても仕事ばかりしていた私が妊娠して産休に入ったはいいけど夫は遅くまで仕事、身近に身内はいず、ずっと働いてきた私には昼間会える友達もいず… 仕事を続けている友人が羨ましくて不安だらけでマタニティ・ブルーな日々を過ごしていたある日近所に図書館があったことに気づき、行ってみると想像以上の本の種類と数に驚いて、それから毎日通いました。 妊婦の体験談、子育て本のコーナーの棚にあったものは読みつくし、 お蔭で出産や子育てにおける不安がなくなり子供が生まれるのが楽しみに、前向きになれました。 それから10年以上、図書館に通う日々が続いています。 無事生まれた娘をよく連れていって一緒に読んだりして 本好きになってくれましたが今はもう一緒に行ってくれません。 でも彼女もいつかまた本にハマる時期が来ると思ってます。
掲載名(ペンネーム)
N.N.
年代
50代