学校図書館には、読書意欲の向上や読書習慣をつけさせる「読書センター機能」、各種の資料やメディアを提供し学習を支える「学習センター機能」、情報活用能力の育成を支える「情報センター機能」があり、これらの役割を果たすためには、蔵書の充実をはじめとする読書環境の整備が必要です。
大阪市図書標準(※本市の学校図書館において必要であると考える蔵書冊数 小学校:7,000冊、中学校:8,000冊)を定め、標準に達していない小中学校に対して、不足分を充足するため、平成27~29年度の3カ年で計画的に予算を配当し、平成29年度末に全小中学校で大阪市図書標準を達成しました。
平成30年度からは、幅広い分野にわたってバランスよく揃える必要があるとの観点から、文学(読み物や絵本など)以外の各分野の蔵書の購入に計画的に予算を配当する「学校図書館の蔵書の充実に向けた取組み」を行っています。
今後、大阪市図書標準を維持するとともに、図書館担当教員と学校司書等との連携による選書、市立図書館からの団体貸出の活用も含め、教育活動の推進に寄与するための蔵書の充実を引き続き進めます。