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<2023年8月17日 発信>
大阪市立図書館メールマガジン 第116号
<目次>
■蔵書点検による休館のお知らせ
■催し物のご案内
■図書館の便利な使いかた 第116回 全国の図書館の力が集結した知恵袋「レファレンス協同データベース」をご存じですか?
■市立図書館バックステージ通信 第104回 天王寺楽所雅亮会の小野真龍さんに聞きました!
■今日は何の日

<本文>
■蔵書点検による休館のお知らせ
蔵書点検等のため、下記の期間を休館します。期間中ご不便をおかけしますが、他の大阪市立の各図書館をご利用いただくなどご理解・ご協力をお願いします。
浪速図書館・西淀川図書館・東住吉図書館
9月6日(水曜日)から9月11日(月曜日)まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/?page_id=984

■催し物のご案内
特に指定のないものは当日先着順です。
◎中央図書館
・教えて先輩!博物館学芸員のお仕事
ご自身の仕事の魅力などについて10代の皆さんへ語っていただく講演会です。今年度は大阪市立自然史博物館学芸員の松本 吏樹郎(まつもと りきお)さんに、お仕事や専門分野のハチのことなどについてお話しいただきます。
1Fティーンズコーナーでは、博物館のお仕事にちなんだ展示も開催します。
8月19日(土曜日)14時から15時30分(開場13時30分) 
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jovz8uf6p-510#_510

・マルチメディアデイジー図書読書体験会&ユニバーサルおはなし会
こんな特徴に心当たりがあれば、ぜひ、マルチメディアデイジー図書を見にきてください!
「1文字ずつは読めるけど、文章になると読めない。」
「何度も同じ所を読んだり、読みとばしたりする。」
「教科書などの音読ができない。また集中することがむずかしい。」
「ポップコーン」さんによるユニバーサルおはなし会もあります。静かにできなくても、うろうろしたって平気!みんなで楽しく遊ぶおはなし会です。
8月26日(土曜日)
読書体験会 13時から15時30分
ユニバーサルおはなし会 14時から14時30分
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=joox7f66y-510#_510

◎地域図書館
・西成図書館
おはなしひろば すくすく -0歳からのおはなし会-
乳幼児を対象に、手遊び・絵本の読み聞かせをするおはなし会です。
8月24日(木曜日) 11時から11時30分 事前申込制
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jobwakemr-510#_510

・鶴見図書館
でんでんむしの大人が楽しむおはなし会
味わい深く、心に響くおはなし(ストーリーテリング)の世界をお楽しみください。
9月3日(日曜日) 11時から12時
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jo5n49xg2-510#_510

・城東図書館
こわい話を読んで語る会
出入り自由の会場にたくさんの「こわい話」の本を置きます。自由に読んでください。その後「こわい話」について語り合いましょう。
9月17日(日曜日)
第一部 「こわい話」を読む時間 12時から15時
第二部 「こわい話」の本を語る時間 15時から16時
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jo52j0apd-510#_510

・福島図書館
ケース展示「福島区の学校」展
明治5(1872)年に、学制(日本最初の近代学校制度に関する基本法令)が発布され、現在の玉川小学校などが生まれました。写真などの資料で福島区の学校の歴史を振り返る展示です。
10月18日(水曜日)まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jo8r3i6sz-510#_510

■図書館の便利な使いかた 第116回 全国の図書館の力が集結した知恵袋「レファレンス協同データベース」をご存じですか?
レファレンス協同データベースとは、国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べもののためのデータベースです。国立国会図書館、公共図書館、大学図書館、専門図書館、学校図書館やアーカイブズ機関など様々な組織が事業に参加しています。
全国の図書館等の調べものに関する情報を集めて公開することで、図書館の活動や利用者の調べものをサポートしています。レファレンス事例の他に、各図書館が作成した調べ方マニュアルや特別コレクションの情報も登録されています。もちろん大阪市立図書館も参加しています。
このデータベースでは、全国の様々なレファレンス事例と回答を見ることができます。歴史や時事問題に関する知識の幅が広がる事例や、子どもの無邪気な質問にくすっと笑える事例まで、バリエーション豊かなレファレンス事例は、読むだけでも楽しめます。
以前に大阪市立図書館で受け付けた調べものの一例は、次のとおりです。
「大阪市電は昔、24時間運行をしていた時期があったという話をブログ等で見たが、本当に終夜運転が行われていたか知りたい。もし終夜運転が本当だったのなら、千日前を通る市電も終夜運転だったのか知りたい。」
興味を持たれたら、レファレンス協同データベースにアクセスしてみてください。
検索窓に「大阪 終夜運転」と入力すると、その事例がヒットします。
レファレンス協同データベースはこちらのアドレスからどうぞ!↓
https://crd.ndl.go.jp/reference/

■市立図書館バックステージ通信 第104回 天王寺楽所雅亮会の小野真龍さんに聞きました!
令和5(2023)年7月29日(土曜日)に、令和5年度大阪連続講座「おおさかの音楽」第3回「天王寺舞楽の魅力」を開催しました。天王寺舞楽(聖霊会の舞楽)の紆余曲折の歴史をたっぷりお話ししてくださった、小野真龍さん(天王寺楽所雅亮会副理事長・関西大学客員教授)に講演後にインタビューしました。
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jopn4xqvv-510#_510

図書館:
天王寺舞楽が平安時代からそのままの形で継承されてきたのは、継承の危機があったとき、聖霊会を復興する団体「雅亮会」が結成されたことが大きかったのでしょうか。それとも、天王寺舞楽の特性として何か継承されやすい理由があったのでしょうか。
小野さん:
どっちもでしょうね。応仁の乱のときもそこそこ危なかったけど、明治維新のときが天王寺舞楽にとっては最大の危機だっただろうと思います。天王寺舞楽は楽人が東京へいってしまって一度はつぶれてしまいました。明治12年になんとか復興第一回の聖霊会がおこなわれましたが。やっぱり、聖徳太子の御霊をお慰めするっていうのは、毎年やらなくちゃいけない。江戸時代の舞楽に関しては次第が残っていますので、復興するならばそれにきちっと則ったものとしてやろうと。そういう精神と、文献が残ってたっていうのが、継承できた要因じゃないでしょうか。
図書館:
宮内庁楽部に伝わっている舞楽と比べると、天王寺舞楽は昔から民衆との距離が近いというお話もありました。民衆に近いということは、その時代の影響を大きく受けそうに思うのですが、小野さんが長く活動されてきた中で、周りの環境や時代の変化に影響を受けて、変わってきたなと感じるところはありますか?
小野さん:
あまりないと思いますね。もっと長いスパンで、江戸時代と現代と比べたら何かあるんだろうと思うけど。少なくとも僕の人生でやったり観てきたりした範囲では、大きな違いはないですね。
図書館:
そうなんですね。
小野さん:
「民衆に近い」というのは、その時々の民衆ウケっていうだけじゃなく、動きにキレがあって、ダイナミックで、普遍的な娯楽性があるという感じですかね。何のために民衆に近いものにするのかっていうと、仏縁を結ばせるため。「天王寺舞楽、なかなかかっこええやん。来年もまた観にこようか」と思わせる。すると、知らんうちに法要に参加してることになるわけですよ。聖徳太子さんとも結びつきができるし、その遥か向こうにお釈迦さま、仏教と結びつきができていく。何回か四天王寺に来てたら「あそこになんとか堂ってあったよな、帰りにちょっと見ていこうか」「お参りしていこうか」とかね。
我々の舞楽がおもしろい、かっこいい、たのしい、また観に行きたい、って思わせるというところが、大きな要素のひとつ。それだけじゃないですけど。
図書館:
小野さんは子どもの頃から舞台に上がってらしたんですよね。
小野さん:
そうそう。迦陵頻(かりょうびん)をやっていたんです。羽をつけて、物を運んだり、舞ったり。小学校1年生からやってました。
図書館:
踊る人と演奏する人は分かれているんですよね?
小野さん:
雅楽では分かれていなくて、どっちもやります。楽器は肺活量のこともあるので成年してからが一般的ですね。雅亮会の場合は、子どもの舞をやるのが入門のひとつですね。今の日本では、雅楽だけを生業にしていくのが困難な現状があります。宮内庁楽部も雅楽と洋楽の両方が職務になっていますからね。大学に行ったり、自分たちが生計を立てる道を確立してから、また雅楽に戻ってくるんです。
図書館:
小野さんが宗教学を学ばれたのは、子どもの頃からやってきたことと関連して専攻されたのでしょうか。
小野さん:
お寺を継ぐ立場だったので勉強しました。でも、雅楽と宗教は絶対に切って離すことができないから、そういう関心もあって。研究者として「雅楽のコスモロジー」をきちっと書きたいというのはありました。
図書館:
講演では、どの時代にも、人間臭く生々しさを感じるような天王寺舞楽の歴史上の転換点がたくさん出てきました。
小野さん:
歴史を振り返ると、天王寺の楽人の地位が低く、蔑まれた過去もありましたが、それでもどの時代も高い技量を持っていました。そういうスピリットってかっこいいなと思いますね。誰か大河ドラマにしてくれへんかな。
図書館:
大河ドラマにしてほしいですね!お忙しいところインタビューに応えてくださり、ありがとうございました。

■今日は何の日(8月17日)
•天王寺辺の北朝軍、河内国八尾城の南朝軍を攻撃 – (1337年)
•市電、大手前上本町線(馬場町―上本町2丁目)開通 – (1928年)
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=muyxknkt6
*大阪市史編纂所のホームページでは、「今日は何の日」として、『新修大阪市史』第10巻に掲載された歴史年表の「市域関連事項」を一部修正し、日付ごとにまとめなおしたものをご紹介しています。下記のページから全体をご覧いただくことができます。
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/?page_id=1151
また毎日、その日の「今日は何の日」をトップページに表示しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回の配信は2023年9月21日(木曜日)の予定です。

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