【「総務省ICT地域活性化大賞2019」優秀賞受賞】
平成31年3月に、「オープンデータ化した地域資料の利活用を通じて大阪の魅力を発信」しているとして、総務省ICT地域活性化大賞優秀賞を受賞した。また、「古文書当オープンデータ画像ビジネス等への利活用促進」の取り組みについて評価され、一般社団法人オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構(VLED)より、2018年度勝手表彰貢献賞を受賞した。いずれの賞も公共図書館としては初めての受賞である。
【オープンデータ公開及び利活用推進に関する連携協定締結】
大阪市教育委員会は、平成31年3月1日付で、合同会社AMANE(あまね)と「大阪市立図書館デジタルアーカイブオープンデータの公開及び利活用推進に関する連携協定」を締結した。この連携協定に基づき、メタデータの豊富化や、画像の高精細化などを行い、より活用しやすいデータを提供することで利活用の促進を図り、さらなる地域活性化および市民サービスの向上を目指すものである。
【「子供の読書活動優秀実践図書館」文部科学大臣表彰】
大阪市立図書館は「平成30年度子供の読書活動優秀実践図書館」として、文部科学大臣表彰を受けた。文部科学省が、広く子どもの読書活動についての関心と理解を深めるとともに、子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高める活動において特色ある優れた実践を行っている学校・図書館・団体及び個人に対し、表彰するもので、17年度には、大阪市立中央図書館として同表彰を受けており、今回で2度目となる。
【「こども版調べかたガイド:各区版」ホームページに公開/配布開始】
「こども版調べかたガイド:各区版『○○区の調べかた』」を、今年度ホームページに公開し、順次、市立小学校などへ配布・案内を行った。24区それぞれに子どもが居住区を学習する時に役立つ項目をとりあげ、デジタルアーカイブの写真等を添えながらわかりやすく説明している。
【大阪市立図書館の目標5年間(平成24~28年度)の検証を踏まえて】
「いつでも、どこでも、だれもが課題解決に必要な情報にアクセス可能な“地域創造型図書館”」を基盤として、平成24~28年度の5年間について、「地域の情報化拠点施策の推進」「子どもの読書相談支援センターとしての機能強化」「学校図書館の活性化支援」「効率的な運営体制の確立」の四つの基本方針に沿った自己評価および「図書館サービスに関わる大阪市主要計画抜粋版2018-2020」を当館ホームページで公開した。
【「中央図書館施設活用構想」策定】
リニューアルオープンから23年から経過し、新たな市民・時代のニーズに対応するため、策定会議を経て、令和元年9月に「大阪市立中央図書館施設活用構想」を策定し、当館ホームページで公開した。構想では、地下1階左閲覧室を中心としたスペースについて整備することとし、整備コンセプトを「Hon+α!(ほな!)」とした。これは「ほんプラスアルファ」、「ほな」、「Happen(何かが起こり)、Open(広がり)、Networking(つながっていく)」という意味を込めている。
【中央図書館のネーミングライツ協定締結】
本市では「市政改革プラン2.0」に基づいて定められた「大阪市広告事業行動指針」のもと、平成28年12月よりネーミングライツパートナーの一斉募集を開始した。令和元年9月に株式会社辰巳商会とネーミングライツ協定を締結し、10月1日より2年間、中央図書館は「辰巳商会中央図書館」を愛称として使用することとした。
【大阪市LINE公式アカウントで「こどものほんだな」をコンテンツ化】
令和元年8月より、子育て情報コンテンツの一つとして、当館が発行する「こどものほんだな」で選んだ図書の書誌情報と紹介文を大阪市LINE公式アカウントに搭載した。これは平成30年3月からオープンデータとして公開している「こどものほんだな」データを活用したものであり、本市「スマートシティ」の取り組みの一つである。
【重要文化財 間重富・間関係文書 修復完了】
平成28年8月に国の重要文化財に指定された「間重富・間関係文書」(中央図書館所蔵)について、平成29年度から3か年をかけ、文化庁の国宝重要文化財等保存整備費等の補助金の交付を受けて修復を実施し、令和元年3月に修復を終えた。
【図書館情報ネットワークシステム機種更新】
平行以降を基本とした機種更新を実施し、OSのバージョンアップ、市民が利用するWebサービスの操作性向上を目的として改修を行った。令和2年1月に稼働を開始した。機種更新に先行し、スマートフォンでの操作性の向上を目的として、令和元年11月に当館ホームページの画面構成をモバイル端末に最適化したものに変更した。