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大阪市立図書館メールマガジン第131号

<2024年11月21日 発信>
大阪市立図書館メールマガジン 第131号
<目次>
■システム更新に伴う臨時休館のお知らせ
■臨時休館中もご利用いただけるサービス
■催し物のご案内
■図書館の便利な使いかた 第131回「こどものほんだな」はこうして作られます!
■市立図書館バックステージ通信 第118回 「久坂部羊講演会 医療小説の舞台裏」を開催しました
■今日は何の日
 
<本文>
■システム更新に伴う臨時休館のお知らせ
現在の図書館システム機器の令和6年12月末のリース満了にあわせて、図書館情報ネットワークシステムを更新します。システムの更新に伴い、以下のとおり臨時休館いたします。
・中央図書館:令和6年12月16日(月曜日)から令和7年1月15日(水曜日)まで
・地域図書館:令和6年12月16日(月曜日)から令和7年1月16日(木曜日)まで
中央図書館は令和7年1月16日(木曜日)から開館(9時15分から17時まで)します。地域図書館は1月17日(金曜日)から開館します。自動車文庫は1月14日(火曜日)より巡回を再開します。
新システムでは、マイナンバーカード、スマートフォンで資料の貸出が可能になり、希望する方は借りた資料の情報の記録が可能となります。
※システムの更新により、パスワードの再設定が必要となります。
詳しくは今後図書館ホームページで順次ご案内します。
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/
 
■臨時休館中もご利用いただけるサービス
・図書館ホームページでのお知らせ
・デジタルアーカイブ(12月25日(水曜日)まで)
・電子書籍(事前にお配りするIDとパスワードをお持ちの方)
・ナクソス・ミュージック・ライブラリー(事前にお配りするIDとパスワードをお持ちの方)
https://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000638088.html
 
■催し物のご案内
特に指定のないものは当日先着順です。
◎中央図書館
・健康相談会「まちの保健室」
病院に行くほどではないけれど、ちょっと気になることを看護師さんや保健師さん、助産師さんに相談してみませんか。介護、出産、育児などの相談も受けつけます。
11月28日(木曜日)14時から16時まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jo9jjx3bs-510#_510
・いろんなことばのおはなし会+ミニ絵本展
いろんなことば(日本語・韓国/朝鮮語)で絵本の読み聞かせをする楽しい子ども向け行事です。
会場には、いろんなことばの絵本を展示します。みにきてね!
12月1日(日曜日)13時30分から14時まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jow475ko8-510#_510
 
◎地域図書館
・浪速図書館
多文化にふれるえほんのひろば
いろいろなことばの絵本をたくさん集めて並べます。多言語のおはなし会やワークショップもありますよ。
11月23日(土曜日)12時30分から16時まで(時間内出入り自由)
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jo1h01u6q-510#_510
・東成図書館
おとなの朗読サロン
ぐるーぷ華のみなさんが、日本の小説などの朗読をします。日曜の午後に心落ち着く文学の時間をお過ごしください。
11月24日(日曜日)14時から15時まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jov4aiief-510#_510
・福島図書館
福島区歴史研究会セミナー「日本人の心を語る講談の世界」
講談とは何か、どんな歴史を経て今に至ったのか、といったポイントをお聞きいただき、そのうえで実演をお楽しみいただきます。
11月29日(金曜日)14時から16時まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jo62mu18u-510#_510
・此花図書館
図書展示「酉島伝法さんが推す本-想像力の羽ばたくところ-」(後期)展
此花区にゆかりの深い作家/イラストレーター酉島伝法(とりしま でんぽう)さんから教えていただいた、おすすめ本の図書展示を開催しています。
12月15日(日曜日)まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jopith3wy-510#_510
 
■図書館の便利な使いかた 第131回「こどものほんだな」はこうして作られます!
大阪市立図書館が4月23日の「子ども読書の日」に発行している「こどものほんだな」は、図書館司書がおすすめの児童書を選び、150字ほどの紹介文をつけたブックリストです。昭和47(1972)年度から毎年発行しています。
「こどものほんだな」を作っているのは、大阪市立図書館の司書で構成する「子どもの本棚委員会」。新刊の児童書を複数の委員が読み通し、お薦めの児童書を選びます。毎月会議を開き、本の内容やその魅力を伝える紹介文を練りあげます。
そうして子どもの本棚委員会が1年かけて作り上げた冊子「こどものほんだな」、ぜひ手に取ってご覧ください。今年4月発行の「こどものほんだな2024」は、大阪市立図書館の全館で配布しています。送料分の切手をお送りいただければご自宅などへも郵送しておりますし、大阪市立図書館ホームページ上で平成24(2012)年発行から最新刊までPDF形式で公開しています。
冊子の他に、平成6(1994)年以降に選んできた約1,900冊の児童書の書誌情報と紹介文のデータも、公開しています。30年に渡るお薦め児童書の蓄積です。オープンデータですのでご自由にお使いいただけます。
詳しくは、大阪市立図書館ホームページの「こどものほんだな」ページをご覧ください。
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/?page_id=411
 
■市立図書館バックステージ通信 第118回 「久坂部羊講演会 医療小説の舞台裏」を開催しました
10月20日(日曜日)第27回図書館フェスティバル「久坂部羊講演会 医療小説の舞台裏」を開催しました。
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=jo9g1iva4-510#_510
講演の内容から一部を抜粋してお届けします。
○小説家を目指したきっかけ
高校2年の時、夜に突然、小説のプロットが目の前に浮かんできました。映画でも見るみたいに登場人物がしゃべっています。中間テストの勉強をしないといけないとわかっているのに、メモも取れないほど興奮しました。翌朝、「小説家になる」という思いが突き上げてきました。父に医学部受験をやめて、文学部に行く、意を決して「作家になりたい」と伝えたのです。「なりたいのならなってもいいが、すぐに飯は食えないから、とりあえず医者になっておきなさい。」と言われました。「医者になって、生活を安定させてから書きたいだけ書いたらいいやないか」と。
医者を何だと思っているんでしょう。(会場笑い)
○医学部時代
大阪大学医学部に入学しました。大学には行きますが、講義も実習もできるだけ出ない毎日です。カンファレンスルームで、一生懸命原稿を書いていました。同級生が話しているのが聞こえます。「久家(くげ・久坂部氏の本名)、また来とらんなあ、あいつ、あほやなあ。」
とはいえ、6年生の1年間は国家試験のために猛勉強しました。
○研修医時代
卒業後、結婚しました。新婚だし研修医だし、作家にもなりたい。医者の勉強をしないといけないのに、出力は1/3なわけです。みんなは居残って先生の指導を受けていますが、私ひとり定時になったらすっと帰りました。新婚だし小説を書かないといけませんので。(会場笑い)
もちろん、患者さんに対してはベストを尽くしていましたが、気持ち的には小説家になりたいと思っていました。
○作家になりたい
書店の自費出版コーナーに小説を置いてもらい、同人誌に参加し、「文学界」や「新潮」の新人賞に応募しましたが受賞には至りません。賞を取らせて育てるのが出版社の目的で、30歳を超えたら難しいと言われる中、年齢的にもあせっていました。(勤務医を経て、在外公館医務官として海外勤務)
先輩作家から「外務省での経験を書いてみたら」と助言があり、幻冬舎を紹介してくれました。2001年「元外務省医務官」という肩書つきで本名で出版しました。編集者に小説が書きたいと言うと、「書いてください。良かったら出しますから。」とのことでした。
○医者として
42歳で帰国しました。教授に「職場を紹介してください。私は小説家になりたいので、週に半分だけ勤務の仕事をお願いします。」と依頼します。怒られるかと思いきや、「おまえは自由でええなあ」とおっしゃいました。(会場笑い)
名教授というか度量が違います。医局長がデイサービス付きのクリニックを紹介してくれました。
○作家デビュー「廃用身」
デイサービスで思ったことです。半身に麻痺のある方は、介護がしづらく、痛みや不随意運動があったり、床ずれができたりします。治らないなら切ってほしいと言われ、心理的な抵抗はあるものの、辛い深刻な状況であるため、「麻痺している手足を切る医療はありではないか。これを医療として行う医者を主人公にしたらどうだろう。」当時、小説「バトルロワイヤル」の後半に、内容的に批判があるが出版した経緯を書いた編集者パートがありました。私の小説も編集者パートを分けて書いたらおもしろいのではないか。幻冬舎の編集者から「マッドドクターの話ですね」と言われ、その瞬間に道筋が見えます。
タイトルの「廃用身」は、理学療法士さんが使う言葉で、「廃用肢(機能が回復しない手足)」の読み「はいようし」を聞き間違えて、「はいようしん」と編集者に伝えたことで決まりました。
デビューできたのはうれしかったです。
〇2作目「破裂」
新米医師時代には、初心者であるがゆえに治療がうまくいかないことがあります。それを「痛恨の症例」として小説を考えました。「手術が下手で」などと書いたところ、地理的な描写や病院名から阪大病院と推測でき、教授選にも関わるからと、名誉棄損の訴訟騒ぎになりました。人づてにこの騒ぎを聞いて、出版社に相談したところ、「そうですか。何とか裁判になりませんかね。」「裁判になったほうがいいんですか。」「話題になるし、週刊誌が来る、新聞にも載ります。売れますよー。」(会場爆笑)
教えてくれた同級生に「出版社が何とか裁判にならんかな、裁判になったら売れますよと言ってます」と報告しました。結果、裁判にはならず、教授選に出ていた友人は教授になりました。ほっとしました。
〇久坂部氏の小説
病気は残酷なものです、何の落ち度もない人が病気になって死んでいきます。理不尽です。都合の良い、ほっこりした話は書けません。私の小説は、読後感が悪いけれどこれって大事だよね、考えておかないと、というリアリティのある話です。
 
ご紹介できたのは講演会の一部です。参加者された皆さんが久坂部氏の話に引き込まれて、笑ったり、しんみりしたりしたことをご想像いただけたでしょうか。
久坂部羊先生、小説を読みたくなるご講演、尊厳死や脳死などについて考えるご講演をしていただきましてありがとうございました。
 
■今日は何の日(11月21日)
•大坂城再築第1期工事終了 – (1620年)
•大阪市町会規程制定、隣組設置 – (1940年)
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?key=mu4fm6bsj
*大阪市史編纂所のホームページでは、「今日は何の日」として、『新修大阪市史』第10巻に掲載された歴史年表の「市域関連事項」を一部修正し、日付ごとにまとめなおしたものをご紹介しています。下記のページから全体をご覧いただくことができます。
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/?page_id=1151
また毎日、その日の「今日は何の日」をトップページに表示しています。
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
12月のメールマガジンはお休みです。
次回の配信は2025年1月16日(木曜日)の予定です。
 
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