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25年1月16日 発信>
大阪市立図書館メールマガジン 第132号
<目次>
■大阪市立図書館のシステムが新しくなりました
■催し物のご案内
■図書館の便利な使い方 第132回「月刊あなたにこの本を!」
■市立図書館バックステージ通信 第119回LLブックセミナー
■今日は何の日
<本文>
■大阪市立図書館のシステムが新しくなりました
システム更新にともない、新たなサービスがご利用いただけるようになります。
・マイナンバーカード、スマートフォンで本の貸出ができるようになります(マイナンバーカードでのご利用は事前に図書館窓口での連携手続きが必要です)。
・図書館アプリで、予約本到着のお知らせ等をスマートフォンで受け取ることができ、資料の検索・予約が簡単になります。(☆図書館アプリは、令和7年2月頃から利用可能となる予定です)。
・ご自身が借りた本の情報が記録できます(情報の記録をご希望の場合のみ)。
※なお、システム移行により、旧システムのパスワードが無効になります。ご面倒をおかけしますが、図書館ホームページや館内の利用者用端末「OMLIS(オムリス)」「多機能OMLIS(オムリス)」の利用者認証画面で、図書館カード番号、生年月日、電話番号を入力して、パスワードを再登録してください。生年月日または電話番号のご登録がない場合は、図書館カウンターでの仮パスワードの発行が必要です。
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/2024/1020_2025011501.html
■催し物のご案内
特に指定のないものは当日先着順です。
◎中央図書館
・健康相談会「まちの保健室」
病院に行くほどではないけれど、ちょっと気になることを看護師さんや保健師さん、助産師さんに相談してみませんか。介護、出産、育児などの相談も受けつけます。
1月23日(木曜日)14時から16時まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/joxmb50rz.html
・謡本を読んでみよう
能の台本を「謡本(うたいぼん)」といいます。第33回「若手能」大阪公演の演目を題材に、実際の演目の流れにそった解説を聞きながら、謡本の一部をみんなで声に出して読みます。
1月26日(日曜日)10時30分から12時まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/jox4brg0s.html
・いろんなことばのおはなし会+ミニ絵本展
いろんなことば(日本語・英語)で絵本の読み聞かせをする楽しい子ども向け行事です。
会場には、いろんなことばの絵本を展示します。みにきてね!
2月2日(日曜日)13時30分から14時までhttps://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/2024/1007_2025011501.html
・わいわいこどもげきじょうがやってくる!
16ミリ映画、絵本の読み聞かせ、歌遊びなど、楽しいプログラムがもりだくさんです!日本に留学中の学生さんたちによる、外国語の絵本の読み聞かせや、ふるさとの国のおはなしもあります。
2月11日(火曜日・祝日) 14時から15時まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/joblvdaj3.html
◎地域図書館
・北図書館
冬のおたのしみ会
大型絵本や、エプロンシアター・パネルシアターなどを一緒に楽しみましょう!
1月25日(土曜日)11時から12時まで 事前申込制https://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/jo1kg7s9c.html
・島之内図書館
空堀かるた大会
歴史、文化、まちなみ、くらしなど空堀の魅力がいっぱい詰まった「空堀かるた」で大人も子どもも一緒に楽しく遊びましょう!
1月26日(日曜日) 13時30分から15時まで 事前申込制
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/jo2npxt40.html
・住吉図書館
第37回国際平和ポスター・コンテスト作品展
「限りない平和」をテーマに、大阪市立南住吉小学校、大空小学校、遠里小野小学校の6年生が描いた、すてきな絵画を展示しています。
1月17日(金曜日)から2月14日(金曜日)まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/jotyhzge2.html
・住之江図書館
読書会『夜のピクニック』
あらかじめ決められたテキスト(本)を事前に読み、感想を語り合います。
2月19日(水曜日) 10時30分から12時まで 事前申込制
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/jot6v48le.html
■図書館の便利な使い方 第132回「月刊あなたにこの本を!」
「月刊あなたにこの本を!」は、大阪市立図書館で毎月発行し、大阪市立図書館全館で配布しているブックリスト(A4サイズ1枚)です。掲載図書は、図書館で受け入れた一般成人向け新刊図書から、職員全体で推薦図書を挙げ、図書館職員で構成する「あなたにこの本を!」選定委員会で決定しています。
掲載にあたっては、みなさまの生涯学習に役立つよう、また、多くの方に読書に親しんでいただけるよう、幅広い視点で図書を選んでいます。選定した本は「生き方・考え方に学ぶ」「歴史・文化に親しむ」「現代社会を見つめる」「子どもの成長のために」「自然・環境を考える」「暮らしにうるおいを」「知識・教養を深める」「大阪にゆかりの本」の8つのジャンルに分け、1冊ごとに200字程度の紹介文をつけて、読みたい本を選ぶための一助としています。「字が大きめ」「中高生にもおすすめ」「図・写真が多い」といった内容の本については、それぞれマークで表示しています。
毎月の会議では、掲載する原稿を委員全員で審議し、本の内容が伝わる表現になるように推敲します。紹介文は文字数に制限がありますが、本に対する思い入れが強いほど文章が長くなってしまいます。本の魅力が伝わるか、主観的な表現になっていないか等を委員で考え抜いています。
たくさん出版される図書の中から、読みたい本を選ぶ時の参考にしてください。ふだん自分では手に取らないような本との、思いがけない出会いが待っているかも知れません。これまでに紹介した本は、平成18年9月号から最新号まで、大阪市立図書館ホームページでもご覧いただけます。詳しくは大阪市立図書館ホームページの「あなたにこの本を!」ページをご覧ください。
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/page/413.html
■市立図書館バックステージ通信 第119回 LLブックセミナー
中央図書館では、知的障がい・自閉症児者のための読書活動を進める会との共催で「LLブックセミナー」を例年開催しており、令和7(2025)年2月23日(日曜日)に記念すべき20回目を迎えます。
LLとは、スウェーデン語のLattLast (レットレスト)の略語で、「やさしく読める」という意味です。LLブックとは「読みやすくわかりやすい」本のことです。わかりやすい文章や、絵やシンボル(絵記号)などを組み合わせて、知的障がいや学習障がいがあっても楽しめるように工夫されています。
長年、LLブックの制作等を通じて知的障がいのある人への読書支援に尽力され、LLブックセミナーの講師も務められている、藤澤和子さん(びわ湖学院大学教授)にお話を伺いました。
図書館:LLブックセミナーがいよいよ20回目を迎えますね。1回目開催は平成17(2005)年でした。開催にはどういったきっかけがあったのでしょうか。
藤澤さん:当時、LLブックなんていう本があるということは、図書館の人たちにも障がいに関係がある人たちにも全然知られていませんでした。私が興味を持ったのは1995年頃だったのですが、トロンバッケさん(スウェーデンのLL協会会長)のところに行って色々資料をもらったんです。それで一度日本に来て話をしてもらえたらと思ってお願いしたら、第1回目の講師を引き受けていただけました。
図書館:これまでのLLブックセミナーでは、例えば災害時の情報保障、学齢期の読書環境、代読サービス、マンガ、コロナ禍など、その年によって様々なテーマを設定し、多様な講師にご講演いただきました。苦労したことやうれしかったことなど、教えていただけますか?
藤澤さん:最初の5回目ぐらいまでは、講師を決めるのが大変だったんです。つまり、関係者がほとんどいないので、誰に話してもらうかというのをよく悩みました。でも最近はそういうことはなくなりましたね。そこが、ああ、やっぱり普及してきたんだなと思うところです。トロンバッケさんにスウェーデンから来ていただくのは、準備も含めて大変でした。あと、長年の取り組みが結実し、「公共図書館における知的障害者への合理的配慮のあり方に関する研究」という科研費(科学研究費助成事業)の研究の発表をした際に、参加者がとても多く、反響が大きかったのはうれしかったですね。
図書館:池上彰さんや竹宮惠子さんにも講師を務めていただきました。
藤澤さん:よく引き受けていただきました。池上彰さんの時は、申込みが多く、抽選でした。竹宮惠子さんの時は、ちょうどコロナ禍で、人数制限がありましたが、後で動画を公開したら、非常に多数の方に見ていただいたようです。今後も、動画配信や同時配信をやっていけたらいいなと思っています。
うれしかったことと言えば、LLブックに関する色んな研究に興味を持ってたくさんの方が来てくださったこと、色んな講師の方々が皆さん快く引き受けてくださったこと、大阪手をつなぐ育成会・大阪市手をつなぐ育成会・NaD(ナディー)・近畿視情協などの団体に、寄附・助成金などで支えていただいたのは大きかったです。そして、大阪市立中央図書館に1年目から継続して共同開催していただき、障がい者サービスの皆さまから援助を得られたのはありがたかったです。
図書館:LLブックをはじめとする読書バリアフリー資料について、近年、読書バリアフリー法施行、アクセシブル・ブックス・サポートセンター発足、読書バリアフリーに関する出版5団体共同声明など、新たな動きが続いています。藤澤さんが今後力を入れていきたいことがあれば教えてください。
藤澤さん:知的障がいの方にポイントを絞った、代読サービス(当事者に本を読む支援)ですね。図書館と福祉施設や支援学校のつながりが盛んになって、ボランティアの養成に力を入れて、やってもらえるところが増えたらいいなと思っています。LLマンガ・LLブック作りもやっていきたいです。あとは、図書館のバリアフリー資料の棚に、大人の本も子どもの本も一緒に展示されたらいいのにと思っています。LLブックは年齢をまたいでいるものが多いですからね。
図書館:図書館も読書バリアフリーに力を入れていきます。では最後に、2月23日(日曜日)の第20回LLブックセミナーの見どころを教えてください。
藤澤さん:最近、「読書バリアフリー」ということが言われてきて、バリアフリー絵本というのが知られてきていますね。何だか新しいものとして知る人が多いように思いますが、その根っこのところをずっとやってきたのが攪上(かくあげ)久子さんです。障がいのある子を持った親とずっと一緒にやってきて、どういうふうに日本で発展してきたか、海外ではこういうのがあって、というのをずっと紹介されてきた、いわば生き字引のような方です。特に関西では、なかなかお話しいただく機会も少ないですから、ぜひ、流行りのものじゃない、本当のところを、図書館の人たちにも、障がいに関係がある人たちにも、市民みんなに知ってほしいです。
それから、生駒市図書館の代読ボランティアの活動が活発になってきているんです。ちらしなどには書いていませんが、当事者の方と、本当にやっているボランティアの方にお話してもらう予定です。その人たちの声が聴けるというのはすごく大きいと思います。
図書館:当日が楽しみですね。藤澤さん、本日はありがとうございました。
■今日は何の日(1月16日)
黒丸南の大火。難波新地から出火。4576戸焼失 - (1912年)
黒丸立売堀川埋め立て完了 - (1956年)
*大阪市史編纂所のホームページでは、「今日は何の日」として、『新修大阪市史』第10巻に掲載された歴史年表の「市域関連事項」を一部修正し、日付ごとにまとめなおしたものをご紹介しています。
下記のページから全体をご覧いただくことができます。
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/page/1151.html
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回の配信は2025年2月20日(木曜日)の予定です。
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