<2025年6月19日 発信>
大阪市立図書館メールマガジン 第137号
<目次>
■蔵書点検による休館のお知らせ
■催し物のご案内
■図書館の便利な使いかた 第137回 中央図書館こどもの本コーナー「しらべものへのとびら」について
■バックステージ通信 第123回 One Book One OSAKA事業実行委員会の実行委員長・渡邉裕美子さんに聞きました!
■今日は何の日
<本文>
■蔵書点検による休館のお知らせ
蔵書点検等のため、下記の期間を休館します。期間中ご不便をおかけしますが、他の大阪市立の各図書館をご利用いただくなどご理解・ご協力をお願いします。
・鶴見図書館・淀川図書館
6月23日(月曜日)から6月30日(月曜日)まで
・阿倍野図書館・島之内図書館
7月7日(月曜日)から7月14日(月曜日)まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/page/984.html
■催し物のご案内
特に指定のないものは当日先着順です。
◎中央図書館
・大阪管区気象台×大阪市立中央図書館コラボ講座「親子で学ぼう!地震・津波へのそなえかた」
気象台職員によるクイズや実験などをまじえた、親子で楽しみながら学べる講座です。図書館司書による絵本の読み聞かせもあります。7月5日(土曜日)10時30分から12時まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/2025/1008_2025052801.html
・講演会「目からウロコの天神祭」
天神祭が隆盛を迎えるに至った原動力は「疑似伝統」と「おもてなし」にあります。天神祭に込められた先人たちの工夫を明らかにします。
7月8日(火曜日)14時00分から15時30分まで
講師:高島幸次氏(大阪天満宮文化研究所所長)
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/2025/1022_2025052401.html
・令和7年度大阪連続講座「大阪の100年」
今年の大阪連続講座は、「大大阪」の都市政策や、周縁地域について、そして110周年を迎えた天王寺動物園の歴史をとりあげます。
第1回 7月12日(土曜日)「「大大阪」 拡張する都市と周縁地域の歴史」
講師:船越幹央氏(大阪大学総合学術博物館 副館長・教授)
第2回 7月26日(土曜日)「私の歩んだ動物行政と天王寺動物園開園110周年の歴史について」
講師:向井猛氏(地方独立行政法人天王寺動物園 園長兼理事)
第3回 8月30日(土曜日)「「大大阪」時代の都市政策と住民生活-都市内地域の民衆世界-」
講師:佐賀朝氏(大阪公立大学大学院文学研究科 教授)
各回とも14時から15時30分まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/2025/1009_2025060601.html
◎地域図書館
・住吉図書館
英語絵本のおはなし会
大阪学芸高等学校ESS部のみなさんが英語絵本の読み聞かせを行います。
6月22日(日曜日) 15時から15時30分まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/2025/70_2025060106.html
・西成図書館
図書展示「野菜を食べよう!」展
6月は食育月間です。西成区役所主催の「あなたがおすすめする国の野菜料理レシピコンテスト」の開催に合わせて、野菜や料理に関連する本を展示します。
6月29日(日曜日)まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/2025/73_2025060102.html
・港図書館
港子ども劇場 夏のこども会
大型絵本やスケッチブックシアター、紙皿や新聞紙を使った遊びなど、もりだくさんな楽しいプログラムです。
7月12日(土曜日) 10時30分から11時30分まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/2025/56_2025060602.html
・旭図書館
舞台俳優による絵本の読み聞かせ
旭区民センター、芸術創造館とのコラボ・イベントです。夏の季節にぴったりの絵本を用意してお待ちしています。
7月31日(木曜日)から8月3日(日曜日)まで
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/2025/65_2025073101.html
■図書館の便利な使いかた 第137回 中央図書館こどもの本コーナー「しらべものへのとびら」について
2025年1月、中央図書館1階こどもの本コーナーに「しらべものへのとびら」が出来ました。約540冊の図鑑や学習漫画に、うす緑色のロールカーテンやパステルカラーのスツール、ソファなどを株式会社辰巳商会に寄贈いただき、ひとりで、友だち同士で、あるいは親子で、ゆったりくつろげる空間ができました。
人気の図鑑や学習漫画はいつ来ても貸出中で読めなくて残念、という声にお応えし、館内閲覧用として同じ空間に設置しました。楽しく読める学習漫画で興味を持ったことを、すぐに図鑑などで深く調べることができます。読書の楽しさ、発展的に調べることの面白さを体験してほしいと願っています。
森や人、宇宙や港など、森羅万象を表すカラーイラストがコーナーの目印です。「しらべものへのとびら」を、ぜひご活用ください。
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/2024/1010_2025011601.html
■バックステージ通信 第123回 One Book One OSAKA事業実行委員会の実行委員長・渡邉裕美子さんに聞きました!
One Book One OSAKA事業とは、大阪市民・府民のみなさん、大阪に来られたみなさんに、お気に入りの1冊の絵本に投票していただき、その投票結果をもとに「大阪の1冊の絵本 One Book」を決定し、翌年の子ども読書の日(4月23日)に発表するものです。
1冊の絵本を選ぶ過程で読書に親しむことを目的として2009年よりスタートし、今回で10回目を迎えます。
この事業に長く携わっていただいているOne Book One OSAKA事業実行委員会の実行委員長・渡邉裕美子さん(東淀川区おはなしボランティア とことこ代表)にインタビューしました!
図書館:長年、One Book One OSAKA事業に関わっていただいています。この事業への思いをお聞かせいただけますか。
渡邉さん:私は絵本の読み聞かせボランティアをしていますが、いつも子どもたちにたくさんの絵本に出会ってもらいたい、そして楽しい時間を過ごしてもらいたいと思って活動しています。
One Book One OSAKAは、自分が投票した本が「大阪の1冊の絵本 One Book」に選ばれるかもしれない、どの絵本にしようかと、子どもたちがわくわくしながら投票してくれるんです。そのときの子どもたちの目が本当にキラキラしているんですよね。その様子を見ていると、この事業にずっと関わらせていただいていることの喜びを感じます。逆にこの事業に関わっていなければ、そういう姿を見ることもないので、もう毎回の投票をすごく楽しみに、励みに活動させてもらっています。この事業のすばらしさを毎回肌で感じています。
図書館:これまで、たくさんの投票用紙が寄せられました。大好きな一冊を紹介するイラストやコメントはその本へのラブレターのようですね。印象に残っている投票用紙はありますか?
渡邉さん:投票の年には、東淀川図書館や小学校の夏休みおはなし会、秋の地域イベントなどで投票の呼びかけを行っていますが、みんなとても熱心に好きな絵本の絵やメッセージを書いて投票してくれます。3歳の子どもも、1年生も、高学年の児童も、とても楽しそうに投票用紙を書いてくれます。その時の子どもたちの様子を思い出すと、これ!と一つだけ選ぶのはとても難しいです。
第10回の投票でも、ただ投票用紙を配布するだけではなく、おはなし会を開催して絵本の読み聞かせとともに投票する機会を作って、子どもたちと一緒に楽しみたいと思います。
図書館:今回の投票でも、みなさんから寄せられた投票用紙をホームページなどで紹介する予定です。来年は4月23日に第10回One Bookを発表し、その後は選ばれた一冊を中心にいろいろなイベントを企画予定です。これまでもOne Bookに選ばれた絵本に関するイベントをたくさん開催してきましたが、印象に残っているイベントはありますか。
渡邉さん:これまでで印象に残っているのは、第1回One Bookが『はらぺこあおむし』に決まった際に、著者のエリック=カールさんから直々のメッセージをいただいたことです。とても感激しました。そして、その発表イベントで中央図書館の大きな画面でエリック=カールさんからいただいたコメントを子どもたちと一緒に見たこと、当時の平松市長が読み聞かせをしてくださったことが印象深いです。
地域のイベントでは、投票する年とOne Bookが発表される年と、毎年、小学校や地域のフェスタなどで関連イベントを行なっており、たくさんの方々が参加してくださいます。
長年この事業に関わっていると、絵本が家庭に浸透していることを実感します。最初の頃はボランティアに「読んで」と絵本を持って来ていたのに、いまはお父さんやお母さんが子どもに、または子どもたち同士で絵本を読んであげたりして、自然に絵本の輪ができていて、私たちボランティアの出番がないということもあります。
2009年の開始当初から比べると、絵本が家庭の中で親しまれ、日常的に絵本の読み聞かせが行われていることをものすごく感じます。実際は家庭の中までは見ているわけではありませんが、イベントを通じてみなさんが絵本に親しむ姿を見ることができ、私たちの活動が実を結んでいることを実感することができて、とても喜びを感じます。これからもずっとこの事業に関わっていきたいと思います。
図書館:渡邉さんのお気に入りの一冊は何ですか?
渡邉さん:『三びきのやぎのがらがらどん』です。読み聞かせのボランティアを始めたときからずっと読み続けてきた、一番お気に入りの絵本です。ノルウェーの昔話をもとに、マーシャ・ブラウンさんが北欧の自然やヤギたちを迫力ある絵で描いていて、子どもたちがものすごく食い入るように見るので、本当に読み聞かせするのが楽しい絵本です。今回、投票用紙の候補絵本に加わったので、とてもうれしいです。
図書館:最後に、第10回の投票開始にあたり、メッセージをお願いできますか。
渡邉さん:今回は第10回記念となり、この事業が始まってからは17年目を迎えました。実は昨年の実行委員会では、もうマンネリ化しているんじゃないかという声も実行委員から上がったりしました。でもそれは大人の目線からというか、長年関わっているものの目線から感じることであって、やっぱり読み聞かせの現場では、そんなことはないってすごく感じるんですよね。
子どもたちや保護者の方にとって絵本との出会いは一期一会であって、参加する方は新鮮な思いで、楽しく投票に参加してくださっています。そして、実行委員会では委員のみなさんが、毎回とても熱心に意見を出してくださるので、絵本との出会いや絵本に対する思いを大切にしていきたいと思います。
One Book One OSAKAは、読書に親しむきっかけとなるような投票形式をとっていて、お気に入りの絵本を選ぶ過程をみんなで共有することを大切にしている事業です。One Bookに選ばれた絵本だけでなく、みなさんが選んでくださった1冊1冊を大切にして、これからも新しい視点を取り入れて工夫しながら、続けていければと思っています。
図書館:ありがとうございます。
第10回目の投票は、明日6月20日(金曜日)から始まります。投票期限は12月27日(土曜日)までです。たくさんのみなさんの投票をお待ちしています!
OneBookOneOSAKA
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/page/878.html
■今日は何の日(6月19日)
・「大阪兵庫外国人居留地約定書」締結 - (1868年)
・なにわ大放水路、雨水20万立方メートル貯留開始 - (1991年)
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/key/0619.html
*大阪市史編纂所のホームページでは、「今日は何の日」として、『新修大阪市史』第10巻に掲載された歴史年表の「市域関連事項」を一部修正し、日付ごとにまとめなおしたものをご紹介しています。下記のページから全体をご覧いただくことができます。
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/page/1151.html
また毎日、その日の「今日は何の日」をトップページに表示しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回の配信は2025年7月17日(木曜日)の予定です。
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https://www.oml.city.osaka.lg.jp/page/858.html
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