【研修報告】学校司書テーマ別研修〈1〉10月1日・2日
令和7年10月1日(水曜日)・2日(木曜日)に学校司書を対象に下記の3つのテーマで「学校司書テーマ別研修」を行いました。
<研修テーマ>
A.「今さらじゃない!ベストミックスのためのレファレンスブック活用術」
B.「選書依頼は突然に~慌てず応える基本とツール」
C.「ブックトーク」
【Aレファレンスブック活用術】
前半は、先生から資料集めを依頼されたとき、授業のねらい等の必要な情報を漏らさず的確に聞き取るために、学習支援カードをどう活用するかについて研修をしました。その後、「野菜についての調べ学習をしたい」という先生からの依頼を想定したワークショップを行いました。先生役の講師に、各班から1問ずつ資料集めに必要な質問をしていき、聞き取った内容を学習支援カードに整理して記入しました。
後半は、調べる基礎となる国語辞典や百科事典、年鑑などのレファレンスブックの特徴や活用方法について、実物を見ながら確認しました。その後のワークショップでは、一つの項目(今回はトマトやキャベツなどの野菜)を数種類のレファレンスブックで調べる活動を実際に行いました。その後、グループで意見交換をしながら、それぞれのレファレンスブックの特性を比較しながら活用の方法について考えました。
「学習支援カードを使うと段取り良く聞き取りができる」「学習支援カードの活用を勤務校で定着させていきたい」「日常業務のなかではレファレンスブックをゆっくり見る時間が取りにくいので、それぞれの特徴を知る良い機会となった」「一つの調べ学習でこんなにも次の広がりにつながると実感できた。学校でも自信を持ってレファレンスブックの活用の良さを伝えたい」といった、今後の業務につながる感想が出ていました。
※学習支援カード:教員から学校図書館へ資料収集の依頼があった時に、授業のねらいや必要な資料の種類等について、整理して聞き取りを行うための用紙。


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