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四ツ橋(旧電気科学館)での仮営業
中央図書館は、現地建替えのため、1992(平成4)年9月から1996(平成8)年2月までの間、旧電気科学館の建物に移転し、仮営業を行いました。電気科学館は、1937(昭和12)年電灯市営10周年事業の一環として、四ツ橋の大阪市電気局の跡地に建てられたもので、最大の呼び物は東洋初のプラネタリウムを備えた天象館。夫婦善哉の作者・織田作之助もこのプラネタリウムを訪れ、そのときの感動を未完の小説「星の劇場」に表しています。新しい科学館(大阪市立科学館)の建設に伴って1989(平成元)年に閉館。図書館の仮施設として利用後、1998(平成10)年に取り壊されました。
図書館の仮営業中は、プラネタリウムのドーム部分を書庫として使用したので、電気のスイッチを入れると夜が白々と明けるように書庫が明るくなりました。
【参考】 Webギャラリー「星の劇場―東洋初のプラネタリウム―」

旧電気科学館で仮営業中の中央図書館