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2025年6月 藤田家文書の寄贈を受けました

藤田家文書の寄贈を受けました(令和7年6月27日)

藤田富美恵氏より、同家所蔵の史料5,769点のご寄贈を受けました。
藤田家は、近世後期から明治初期まで、大坂で蝋問屋を営んでいた家で、当時の屋号を銭屋といいました。寄贈史料にも、蝋を取り引きした際の蝋や代金の受取証が数多くみられます。銭屋の経営は、各地から生蝋(きろう)を買い取って、晒蝋(さらしろう)に加工して販売するもので、本史料中には、その詳細な取引内容を記録した「生蝋買日記」と「曝蝋売日記(さらしろううりにっき)」も含まれています。また、銭屋と両替商小橋屋との取引を記した帳簿(金銀取渡通)もあり、本史料は、近世大坂の蝋問屋の経営実態を解明する上で大きな手掛かりとなります。
近代以降の史料についても、小学校建築費を寄附した際や、国勢調査に協力した際の感謝状などがみられ、藤田家の地域での活動を読み取ることができます。

今後、これらの貴重な史料を末永く保存するとともに、大阪市史編纂事業のために活用してまいります。

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