『新修大阪市史 史料編』第21巻「近代Ⅷ 戦時編」を刊行しました
『新修大阪市史 史料編』第21巻「近代Ⅷ 戦時編」を刊行しました
本書では、1937年の日中戦争開始から1945年の敗戦にかけての大阪市域について、政治・行政、経済、社会、文化・教育、空襲という5つの分野をとりあげ、市の全体的な趨勢と個別の具体的な動向がよくわかる史料を掲載しました。
大阪市・府が作成した公的な文書を多く収録するとともに、市民の日記のような個人文書や、市内の企業・神社といった法人所蔵文書などの、貴重な私的記録も豊富に紹介しています。
特に1章分を設けて日米双方の視点から大阪大空襲の実態に迫るなど、80年前の戦争の時代を考える上で重要な素材が盛り沢山です。戦争の過酷さが伝わってくる一方で、困難な状況の中でも市民がたくましく活動し、大阪独自の「発展」を遂げていく様子がうかがえます。
『新修大阪市史 史料編』第21巻「近代Ⅷ 戦時編」は、大阪市の各図書館に配架しているほか、大阪市史料調査会で窓口販売・通信販売も行っております(本体価格5,500円、送料実費)。また、一部書店でも取り扱っております。詳しくはこちらをご覧ください