表示を元に戻す

ここから本文です。

  1. トップ
  2. 中央図書館(西区)
  3. アクセス・施設案内
  4. フロア案内
  5. 中央図書館 建物めぐり

中央図書館 建物めぐり

 
中央図書館外観

大阪市立中央図書館 (愛称:辰巳商会中央図書館)

自治体の図書館では最大級の施設規模です。身近な調べものから専門的な調査まで、専任の司書へご相談ください。みなさまのご来館をお待ちしています。
 
〒550-0014 大阪市西区北堀江4-3-2
電話 06-6539-3300(インフォメーション)
聞くこと、話すことが不自由な方は ファックス 06-6539-3335 をご利用ください
 
 
 
 

はじめに

中央図書館は、現在の建物で1996年7月2日に建替開館しました。「交流と知的発見」をテーマとし、館内外のあちこちにテーマにそったデザインを施しています。
入りやすくあらゆる人に開かれた建築デザインやコンセプトが評価され、第14回日本図書館協会建築賞を受賞しました。

 
それから約20年経過し、新たな市民ニーズや時代のニーズに対応する施設活用策を検討するために「大阪市立中央図書館施設活用構想」を策定しました。この構想の基本方針をふまえ、2021年3月に地下1階左閲覧室を大幅にリニューアルし、新たに「Hon+α!(ほな!)スペース」が生まれました。木のぬくもりあふれるスペースは、ウッドデザイン賞2021ハートフルデザイン部門奨励賞(別ウインドウが開きます)を受賞しました。
 
ここでは、メインアプローチ、サンクンガーデンなど、さまざまな場所で見られる中央図書館の意匠やオブジェをご紹介します。
 
 
 

日本図書館協会図書館建築賞 受賞評(1998年)

地方自治体の中では延床面積・蔵書収容力では最大規模である。地下鉄から直接アプローチできるエントランスを持ちギャラリーを設けるなど、入りやすく、“ヒューマンライブラリー”としてあらゆる人に開かれ、人と本や情報が出合える図書館をめざしている。立地の良さ、十分な開架図書数、多様なサービスの提供で、開館後1年余りで来館者が200万人を超え、1日平均9,000冊の貸出を記録し(1997年当初)、多くの市民に親しまれている。(設計:石本建築事務所)
 
 
     
 
 

ウッドデザイン賞2021ハートフルデザイン部門奨励賞 受賞評(2021年)

森林組合、木材加工、デザイン・設計の3者が協働した、閲覧室の木質化のデザインと普及開発のワークショップを組み合わせた、社会提案性のある活動である。森林環境譲与税の活用による「地域の森の使い方」の自分事化の好例である。(設計:大阪府森林組合、graf有限会社デコラティブモードナンバースリー、飛騨産業株式会社による共同企業体)
[ウッドデザイン賞]
木で暮らしと社会を豊かにするモノ・コトを表彰し国内外に発信するための顕彰制度で、ハートフルデザイン部門は木を使って人の心を豊かに、身体を健やかにしているものが対象。
 
 
     

1階

知識との遭遇

1階エントランスホールのアルミホイル製の逆三角錐のオブジェクト

設置場所

1階エントランスホール

デザイン

石本建築事務所 小林務

概要

白いアルキャスト(アルミの鋳物)の素材を用いた逆円錐状(直径8.4m、高さ3.75m)の天井は、21世紀をめざす図書館にふさわしく宇宙的なものをイメージさせています。
また同時に、中央図書館であちこちに使われている大阪市のシンボルである「みおつくし」を宇宙的、立体的にイメージさせています。

メインアプローチ まちとの交流・知的発見の源

ステンレス製の彫刻1 ステンレス製の彫刻2 ステンレス製の彫刻3

設置場所

1階正面玄関シンボルツリーのガーデンサークル(植栽内)

デザイン

小林 泰彦

概要

3点のステンレス製の彫刻(見かけ上の大きさはそれぞれ、1,650mm、1,750mm、2,100mm)。それぞれ作品のうちに、空間を集約する一つの焦点をもちます。
作家によるコンセプトは次のとおりです。「さまざまな事象の内に、ある焦点をとらえ認識し、把握するのは人間の理知の力であり、その象徴として、それぞれの作品は利知性を感じさせながらも冷厳に流れないある種、情緒的なふくらみと曲線を合わせもっている。図書館という知性と感性を養う場のシンボルとして、訪れる人々に何かを感じとってもらえるのではないだろうか。」

タペストリー 日進月歩

階段の壁面のタペストリー

設置場所

右閲覧室奥地下1階から1階にわたる階段の壁面

製作

株式会社川島織物

概要

昇感を強調した、幾何学模様のモダンなデザインです。
コンセプトは「人が本をひらく時 そこに未知なる世界がとびこんでくる その感動が 人を成長させてゆくのかも知れない」。

 

地下1階

サンクンガーデン 人・本・情報の交流

サンクンガーデン内のオブジェクト1 サンクンガーデン内のオブジェクト2 サンクンガーデン内のオブジェクト3

設置場所

地下1階サンクンガーデン内

デザイン

(株)渡辺石彫事務所 作家 中農 美恵子

概要

黒御影石の素材を用いて「机」、「椅子」、「ベンチ」をモチーフとした3点の彫刻を設置しています。
図書館にふさわしい静謐さや知的な雰囲気を伝え、見る人の知的好奇心を触発するような空間を創出します。

  • 机―知識の宝庫 980×3,450×950mm
  • 椅子―思索の空間 500×560×2,000mm
  • ベンチ―情報の交流 590×2,000×550mm

Hon+α!(ほな!)スペース内 うづくりスタンプオブジェ

うづくりスタンプオブジェ写真

設置場所

地下1階左閲覧室

製作

大阪府森林組合、graf 有限会社デコラティブモードナンバースリー、飛騨産業株式会社による共同企業体+ワークショップ参加者のみなさん

概要

Hon+α!スペースを作るときに出た端材を利用し、こけら落としワークショップで参加者と一緒に作ったオブジェです。スペースについては、「Hon+α!(ほな!)スペース」をごらんください。

 

2階

ステンドグラス

ステンドグラス写真

設置場所

2階右閲覧室奥

デザイン

不明

概要

右閲覧室奥の閲覧席へそっと優しく陽の光を注いでいます。

5階

彫刻 HOT LINES

hotlines写真

設置場所

5階ホワイエ

デザイン

(有)堀内環境造形研究所 作家 堀内健二

概要

アルミニウムで知性をシンボライズし、木によって人間の感性をシンボライズしています。
コンセプトは次のとおりです。「知の輝きは、温かな人間性によって豊かなものになる。また、人間性は、知のきらめきによって開花を見る。知と人間性の絶妙なバランスを、ユーモラスなフォルムで表現し、明るい雰囲気を表現している。」

ステンドグラス 朝(あした)の光

朝(あした)の光写真

設置場所

5階ホワイエ

デザイン・作成

三浦啓子

概要

朝の光と波紋をイメージさせ、知識、情報のひろがっていくさまを表しています。
コンセプトは次のとおりです。「21世紀に向かっての私達の希望。図書館こそ、人々の知的資源の開発を担う最も重要な未来の原点です。新しい私達の図書館から次の世紀、朝(あした)の光が見えてきます。」

緞帳

5階大会議室の緞帳

設置場所

5階大会議室

製作

住江織物株式会社

概要

歌川広重(1797-1858)の浮世絵(山海見立相撲:摂津安治川口)を現代的にアレンジしたもので、西区の西端の安治川口から大阪湾を眺めた風景を表し、大阪湾に行き交う菱垣回船の船団と、大阪を象徴する「みおつくし」をイメージさせるデザインです。原画の選定には当時の大阪市立博物館長にアドバイスを受けています。

山海見立相撲

大判錦絵20枚で描かれています。山景と海景の勝負といった趣向です。

菱垣回船

江戸・大坂間を定期に航海した百石以上の貨物船で、積荷は、木綿・油・酒・酢・醤油等です。

 

隠れみおつくし あちこち

1階「知識との遭遇」でも触れましたが、建物の内外のさまざまな場所に、大阪市の市章「みおつくし」をモチーフとしたデザインが隠されています。
ここにご紹介したもの以外もまだまだあります。設計者の遊びごころに思いを馳せながら、調べものや読書の合間に「隠れみおつくし」を探してみるのも楽しいかもしれません。
みおつくしモチーフがあしらわれた図書館外観 みおつくしモチーフがあしらわれたエレベーター みおつくしモチーフがあしらわれた図書館館内の柱 みおつくしモチーフがあしらわれた図書館内壁 みおつくしモチーフがあしらわれた図書館の外の柱 大阪市市章
 

ページのTOPへ