阿倍野区苗代小学校
6年生が国語「イースター島にはなぜ森林がないのか」の単元のはじめに、味見読書に取り組みました。事前準備として、主幹学校司書の大見さんが、単元に関係する様々な種類の知識の本をクラスの人数分用意しました。
授業当日は、各グループに人数分の本(5~6冊)を配り、まずは1冊の本を3分ずつ集中して読みます。1冊読み終わったら、あらかじめ大見さんが作ったブックリストに感想をメモして隣の人に本を回し、順番に5~6冊全部の本を「味見」していきます。配られた本を次々に回しながら、全員が読み終わった後、グループのおすすめの本を発表しあいました。普段はなかなか手に取らない知識の本を、真剣なまなざしで黙々と読み込んでいく6年生の姿が見られました。
「味見読書」は、単元の学習に入る前に取り組むことで、児童が単元に関する基礎知識を学習の下準備として得られる機会になります(今回の単元ではモアイ像や環境問題など)。また、単元のまとめとして取り組めば、児童一人ひとりの興味から次の読書につながる取り組みともなります。子どもたちが知識の本に親しみながら、学力を伸ばしていくきっかけとなるのではないでしょうか。