浪速区 難波中学校
校舎配置の関係で、生徒が休み時間に学校図書館に立ち寄ることが難しい学校もあります。そんな中でも、学校司書は、読書活動が進むことをめざして、さまざまに働きかけを工夫します。
浪速区の難波中学校では、普段使う教室のある校舎と学校図書館のある校舎とが別棟になっています。学校図書館では、広いスペースや雰囲気を活かしながら「いろいろなことばの本の展示」といったイベントを行うことで、生徒の興味が学校図書館に向かうようにしています。
また、図書室に来にくい生徒がいるかもしれないことに配慮して、昼休みにブックトラックに本を積んで移動図書館にして、各学年の教室前で貸出返却ができるようにもしています。どんな本を選んで持って行くのかが、学校司書としての腕の見せ所です。的確な選書で、いつも生徒が、興味いっぱいに手に取って借りて行きます。人気のある絵本の読み聞かせも好評です。校長先生も地域ボランティアと連携して、月1回、各教室で「朝のブックトーク」をなさっています。
学校の実情に応じて、学校図書館の活動はこのように工夫されています。