東成区中本小学校
冬休み明けの1月の中旬に、中本小学校で、学校給食の献立に合わせた読み聞かせがありました。読み手は学校司書の下澤さんです。絵本は『おぞうにくらべ』(宮野聡子作 講談社)で、日本には地方によっていろいろなお雑煮があることがきれいな絵で紹介されています。登場人物それぞれが違ったお雑煮を食べていることから、お雑煮は多様な食べ物だということがわかるようになっています。
2年生のみんなはゆったりとしながら静かに聞いています。
そのうち、校長先生が学校のホームページに掲載するための写真を撮りに、そっと入って来られました。校長先生によると、この日は給食でお雑煮が出て、食べたところだったそうです。本日の献立であるお雑煮にあわせた時宜にかなう絵本『おぞうにくらべ』は、学校給食の献立を意識した学校司書の選択です。
絵本の最後に色とりどりの食材に飾られたおせちの重箱が現れると歓声があがりました。学校司書が、みんなはどんなお雑煮でしたかと尋ねると、回答は絵本のように多様でした。学校給食の献立も読み聞かせの本を選ぶ資料になるという一例です。