「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」で聴き比べ♪
2024年2月27日(火曜日)に、「図書館120%活用術 ナクソス・ミュージック・ライブラリー編」を開催しました。
作曲家が自作自演した曲と現代の音楽家が演奏した曲など、合わせて聴くとより楽しめる楽曲をたくさんご紹介いただきました。
講座の中でご紹介した曲をご案内します。
下記リンクをクリックすると、ナクソス・ミュージック・ライブラリーWebサイトが別ウィンドウで開き、視聴することができます。
【ご紹介音源】*作曲家の自作自演を聴く
- ドビュッシー(1862-1918):忘れられたアリエッタ(抜粋)(1904)
フランスの作曲家、ドビュッシーが自作の歌曲のピアノパートを弾いた録音です。
20世紀に入ってからの録音のため、品質も向上し、聴きやすくなっています。
なお、ドビュッシーのピアノソロ曲の自作自演のアルバムもナクソス・ミュージック・ライブラリーに収録されています。
- グリーグ(1843-1907): 抒情小曲集 第3集 Op. 43 (抜粋) - 第1曲 蝶々(1906)
ノルウェーの作曲家グリーグが、自作のピアノ曲の一部を弾いた録音です。講座では「第1曲 蝶々」を紹介しました。
作曲家のピアノによる自作自演を集めたアルバムに収録されており、シュトラウスやサラサーテなど有名な作曲家のピアノによる自作自演を聴くことができます。
- ガーシュウィン(1898-1937):ラプソディ・イン・ブルー(ピアノ独奏版)(1925)
アメリカの作曲家ガーシュウィンが、日本でも非常によく知られた彼の代表曲「ラプソディ・イン・ブルー」をピアノソロで弾いた録音です。
このアルバムでは元の録音をステレオ化しており、とても良い音質でお聴きいただけます。
現代演奏版として、日本でも馴染みのあるオーケストラ版の参考音源と聴き比べました。
参考音源 ラプソディ・イン・ブルー(ベルリン・フィル/小澤征爾)
- ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op. 18(フィラデルフィア管弦楽団/レオポルド・ストコフスキー)(1929)
ロシアの作曲家でピアニストでもあるラフマニノフが、自身作曲のピアノ協奏曲第2番のピアノを担当した演奏の録音です。
フィギュアスケートや映画などで有名なこの楽曲を、現代演奏版と聴き比べました。
参考音源 ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op. 18(ウラディーミル・アシュケナージ/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団/ベルナルト・ハイティンク)
- ラヴェル(1875-1937) :ボレロ(コンセール・ラムルー協会管弦楽団)(1930)
フランスの作曲家、ラヴェルが自作の管弦楽曲であるボレロを指揮した演奏の録音です。
講師の方いわく「ラヴェルは実は指揮があまり上手ではない」とのことで、冒頭部とクライマックスを、帝王の呼び声高いカラヤン指揮の演奏と聴き比べました。
参考音源 ボレロ(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/ヘルベルト・フォン・カラヤン)
- マスカーニ(1863-1945) : 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 - Intermezzo (ミラノ・スカラ座管弦楽団/ベルリン国立歌劇場管弦楽団) (1940)
イタリアの作曲家、マスカーニの代表的な歌劇を本人が指揮した録音です。
講座では、歌唱のない間奏曲部を紹介しました。
同トラックに収録されている「Introductory Speech by the Composer」では、マスカーニの肉声をお聞きいただけます。
- 久石譲(1950-) :ハウルの動く城 - 人生のメリーゴーランド(フィリップ・コブ/ロイヤル・フィル/久石譲) (2023)
日本の作曲家久石譲が作曲を手掛けたジブリ映画の楽曲を、自身で指揮・ピアノを担当した演奏の録音です。
講座では、ハウルの動く城より人生のメリーゴーランドを紹介しました。
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