7月8日(土曜日)、令和5年度大阪連続講座の第1回目、「shion100年のあゆみを語る
」を開催しました。
前半は、音楽研究家の戸田直夫先生を講師にお迎えし、今年で100周年を迎える「Osaka Shion Wind Orchestra」の楽団の創設から現在までのあゆみを、音源や写真等の資料を交え、振り返りました。
第四師団の音楽隊時代の活動や、今も続く「たそがれコンサート」のお話、「大阪市音楽団」の民営化について、分かりやすくお話しいただきました。
後半は、大阪市音楽団理事長の石井徹哉先生との対談形式で行いました。石井先生からは、民営化した際の団員としての思いや、民営化後のshionについて、率直かつ前向きなお話をお聞きすることができました。
100周年の機会に、貴重な講演会となりました。
ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました。講演会の中で紹介された楽曲は以下です。(
令和5年7月20日更新)
書誌IDを掲載しているものはクリックすると所蔵情報を見ることができます。(別ウィンドウが開きます)
注:いずれも大阪市音楽団による演奏ですが、紹介されたものとは異なる録音もあります。
- 《凱旋行進曲》
- 《越後獅子》
- 《かっぽれ》
- G.ヴェルディ《リゴレット》
『大阪市音楽団創立80周年記念誌 = Osaka Municipal Symphonic Band』(大阪市教育振興公社, 2003.11)(書誌ID0011079819)
付属のCDに収録されています。
- P.メニン《カンツォーナ》
- O.リード《メキシコの祭り》
『メキシコの祭り』(フォンテック, 2014.11)(書誌ID7013770184)
『交響曲「メキシコの祭り」 -コンサート・バンドのためのメキシコ民謡による交響曲-』(東芝EMI, 1996.6)(書誌ID7010637841) - ヨハン・デ・メイ 交響曲第1番《指輪物語》
『デメイ「指輪物語」&バーンズ交響曲第3番』(フォンテック, 2010.11)(書誌ID7012433818)
『交響曲第1番 -「指輪物語」-』(大阪市教育振興公社, 1994)(書誌ID7000014899)
以下は、本講座の開催案内です。
今年で100周年を迎える「Osaka Shion Wind Orchestra」は、日本で最も長い歴史を持つ交響吹奏楽団です。創設以来大阪市民にごく身近な音楽団と親しまれ、のみならず、やがては日本を代表するプロフェッショナルの吹奏楽団として全国に知られる存在となりました。楽団の創設から現在までのあゆみを、音源や映像を用いてご紹介します。
【講師】戸田 直夫 氏(音楽研究家・大阪音楽大学演奏員)
【聞き手】石井 徹哉 氏(公益社団法人大阪市音楽団理事長)
【日時】令和5(2023)年7月8日(土曜日)14時から15時30分(開場13時30分) 終了しました
【場所】大阪市立中央図書館5階大会議室
【定員】300人(当日先着順、入場無料)
【その他】手話通訳ご希望の方は申込が必要です。
6月24日(土曜日)までに、講座名(第1回)・お名前・ご連絡先、「手話通訳希望」を明記のうえ、ファックスで お申込みください。(FAX 06-6539-3335)
ファックスをお持ちでない方は、来館にてお申込みください。
一時保育はありません。
【問い合わせ】大阪市立中央図書館 電話06-6539-3302
【講師・聞き手紹介】
戸田 直夫(とだ ただお)氏(音楽研究家・大阪音楽大学演奏員)
1969年兵庫県生まれ、大谷大学で真宗学を学び、卒業後大阪音楽大学へ進学、同大学院修了。トランペットを故加藤隆典、田中弘、D.Doyonに師事、指揮法を故辻井清幸、故松尾昌美に師事。同大学教育助手を務める。京都 西本願寺仏教音楽・儀礼研究所に招かれ、仏教音楽の研究を進めながら、大阪大学文学研究科文化表現論専修音楽学専攻博士前期課程へ進学、同大学院博士課程単位取得満期退学。
現在、真宗大谷派願正寺住職、大阪音楽大学演奏員、兵庫県立兵庫高校吹奏楽部外部指導員、尼崎市吹奏楽団指導員、音楽研究家として吹奏楽を中心とする近現代日本音楽史の研究を続けている。
石井 徹哉(いしい てつや)氏(公益社団法人大阪市音楽団理事長)
千葉県出身。武蔵野音楽大学器楽学科を卒業。トロンボーンを前田保、井上順平の各氏に師事する。
現在、公益社団法人大阪市音楽団理事長、関西トロンボーン協会常任理事、徳島文理大学非常勤講師。Osaka Shion Wind Orchestraバストロンボーン奏者。