「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」で聴き比べ♪
2023年2月28日(火曜日)に、
「図書館120%活用術 ナクソス・ミュージック・ライブラリー編」を開催しました。
作曲家の自作自演の音源や歴史的な出来事が音源に収録されているものなど、自分ではなかなか探せない貴重な音源をたくさんご紹介いただきました。
講座の中でご紹介した曲をご案内します。
下記リンクをクリックすると、ナクソス・ミュージック・ライブラリーWebサイトが別ウィンドウで開き、視聴することができます。
【ご紹介音源】
音源ピックアップ(1)…歴史的音源
*作曲家自作自演編
*歴史的ドキュメント編
- マーラー:交響曲第4番(新交響楽団/近衞秀麿)(1930)
19世紀後半~20世紀前半にかけて活躍した作曲家、グスタフ・マーラー。彼の「交響曲第4番」の世界初の録音は、なんと戦前の日本で行われており、これはその全曲の録音となります。
我々の大先達の、進取の精神を感じ取ることができる貴重な記録です。
- ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(ギーゼキング/ベルリン放送響/ローター)(1945)
第二次大戦末期の1945年1月にベルリンで行われた演奏会のライブ録音です。
第1楽章(トラック4)の16:50付近から、耳を澄ませると大砲の音が聴こえ、当時の戦時下の状況の生々しさを今伝える録音です。
- ショスタコーヴィチ:交響曲第10番(ソビエト国立響/スヴェトラーノフ)(1968)
1968年8月21日にロンドンで行われた公演のライブ録音です。
この日の前日、ソ連率いるワルシャワ条約機構軍がチェコスロヴァキアを占領下に置く「チェコ事件」が勃発し、国際的な非難を浴びました。録音の冒頭に、聴衆の「ソ連は帰れ」という叫び声が記録されています。
それを押すようにして演奏が開始されますが、しかし演奏が終わった後は大歓声に包まれます。
聴衆はどのような気持ちでこの演奏を聴いたか、音楽の役割は何か、また、作曲者のショスタコーヴィチは当時存命でしたが、この演奏のことを知っていたらどう思っただろうか、など、様々な想像をかき立てられる録音です。
音源ピックアップ(2)…最近の新譜から
音源ピックアップ(3)…珍品?音源
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