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2023/11/25

[終了報告]【中央】津村記久子講演会 11月25日

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第26回大阪市図書館フェスティバルロゴマーク


終了報告
第26回大阪市図書館フェスティバル

津村記久子講演会


11月25日(土曜日)、「津村記久子講演会」を開催しました。
定員300名のところ550名を超えるお申込があり、事前抽選での開催でした。
申込時にいただいたご質問を紹介しながら、第一部では『水車小屋のネネ』の創作秘話をお聞きしました。
「10年ごとに40年分を書くということを思いついた時のこと、実際にやってみてどうだったかを教えてください」との質問には、
「長期の連載だったので40年分を節目ごとに書くことにした。書いてみると私は長い話に向いてないと思ったが、
実はこの作品は自分の中では中編集。長編と思ってもらえているならしめたものです。」、
「ネネの言葉で特にお気に入りは?」との質問には、「おつかれさま!」「きゅうり!キャベツ!」、
「執筆中のBGMは?最近好きな音楽は?」との質問には
「音楽はごほうびなので、書くときは聞かない。『ディセンデンツ』というバンドが好き。今日もそのTシャツ」
とのお答えで、着ているバンドTシャツを観客席へ見せてくださるなどして、楽しいお話に会場は終始笑いに包まれていました。
今大変な状況にある10代へ「音楽や漫才、漫画などを色々楽しんで」との温かいお言葉もありました。

津村記久子講演会

参加者から津村さんへのメッセージ集をご紹介した後、
第二部では「本について」「創作の秘密について」「お悩み相談コーナー」「好きなもの」「今後について」の構成で
津村さんご自身についての詳しいお話をお聞きしました。
「アイデアが思いつかない時は?」「ネガティブな感情になった時にどうやってコントロールしていますか?」とのお悩み相談では、
「水を飲んだり、甘いものを食べてみたり、色々試してみる。それでもだめならうつぶせになる。」、
「『現代生活手帖』はウケを狙って書いた?素で書いた?」との質問には「自分にウケるものを書く。限りなく素で書いた。」、
「津村さんが好きな大阪の場所は?」との質問には「船場センタービル!お店ひとつひとつの話が書きたくなるくらい。あそこは宇宙。」
とのお答えで爆笑が湧きおこるなど、
貴重な創作秘話からありのままの日常まで、友だちとおしゃべりするようにお話してくださる中にも、はっとさせられる真摯なお言葉や優しさあふれるアドバイスが満載で、津村さんの飾らないお人柄に会場中が魅せられたひとときでした。
作品や津村さんへの愛にあふれたたくさんのご質問やメッセージをお寄せくださった皆様、誠にありがとうございました。

講演会で津村さんがおすすめしてくださった本
『デブの国ノッポの国 アンドレ=モーロワ/作,学研
『若草物語』  L・M・オールコット/作 ; 矢川 澄子/訳,福音館書店
『ネコのオーランドー』  キャスリーン・ヘイル/作・画 ; 脇 明子/訳
地球の中心までトンネルを掘る ケヴィン・ウィルソン/著 ; 芹澤 恵/訳,東京創元社
ポピーのためにできること』  ジャニス・ハレット/著 ; 山田 蘭/訳,集英社

講演会の内容は、一部抜粋して当館メールマガジン12月号で配信しています。
メールマガジンの詳細は、大阪市立図書館メールマガジンのページをご覧ください。
関連図書展示「水車とヨウムと音楽とつれづれ話じゃっかん展」も12月20日まで開催しています。
こちらもあわせてご覧ください。
「津村記久子講演会」開演前再生曲リストを公開しました

津村記久子講演会 津村記久子講演会関連本展示

以下は、本講演会開催のお知らせです。

第59回谷崎潤一郎賞を受賞した『水車小屋のネネ』の著者 津村記久子さんの講演会です。 『水車小屋のネネ』の創作秘話やこれまでの作品、津村さんご自身のことについてなど、さまざまなエピソードをお話しいただきます。

津村記久子さん写真 『水車小屋のネネ』表紙
©毎日新聞出版

津村記久子さんプロフィール
1978年、大阪市生まれ。大谷大学文学部国際文化学科卒業。2005年『マンイーター』で第21回太宰治賞を受賞し作家デビュー。2008年咲くやこの花賞(文芸その他部門)受賞。2009年『ポトスライムの舟』で第140回芥川賞受賞。2011年『ワーカーズ・ダイジェスト』で第28回織田作之助賞受賞。2013年『給水塔と亀』で第39回川端康成文学賞受賞。2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞受賞。2017年『浮遊霊ブラジル』で第27回紫式部文学賞受賞。2023年『水車小屋のネネ』で第59回谷崎潤一郎賞受賞。

【日時】令和5(2023)年11月25日(土曜日)14時から15時30分(開場13時30分) 
終了しました
     第一部 水車とヨウムと音楽と
     第二部 つれづれ話じゃっかん
【会場】中央図書館 5階 大会議室
【定員】300人(事前申込・応募多数の場合は抽選)
【対象】どなたでも
【申込方法】インターネット もしくは 往復はがきで受付(重複申込はできません)
【申込締切】11月13日(月曜日)(当日必着) 申込受付は終了しました
【質問募集】津村記久子さんにご質問のある方は、インターネットの申込フォームの備考欄、または往復はがきにご記入ください。講演内容の参考にさせていただきます。(すべての質問にはお答えできませんのであらかじめご了承ください)
【その他】手話通訳ご希望の方は、お申込の際に、「手話通訳希望」と明記してください。一時保育はありません。
【講師】津村記久子(作家)
【問い合わせ】中央図書館 利用サービス担当 電話 06-6539-3326

●インターネット 
こちらの申込フォーム(別ウィンドウが開きます)からお申込みください。申込付は終了しました
図書館からメールをお送りする際のドメイン名は oml.city.osaka.jp です。
迷惑メール対策で、受信メールの制限をしている場合は、図書館からのメールが受信できるよう設定をお願いします。 
設定方法の詳細は、お使いの携帯電話会社等へお問合せください。

●往復はがき 
往復はがき1通につき、お2人までお申込できます。
下記記載事項を明記して 下記の宛先までお送りください。
 [宛先] 〒550-0014 大阪市西区北堀江4-3-2 大阪市立中央図書館「津村記久子講演会」係
 [記載事項] 
往信通信欄:参加者全員のお名前・ふりがな、代表者の住所および電話番号 、津村記久子さんへの質問(あれば)
復信宛先欄:代表者の住所・お名前

抽選結果のお知らせは、11月16日(木曜日)頃までにお送りします。
お知らせが届かない場合は、電話 06-6539-3326 までお問い合わせください。
いただいた個人情報は、緊急時及び事業実施にかかるご連絡にのみ使用し、事業終了後すべて廃棄します。

ちらしは第26回大阪市図書館フェスティバル 津村記久子講演会(PDF形式, 708KB)をご覧ください。

図書館フェスティバルのほかのイベントについては、第26回大阪市図書館フェスティバルを開催します!をご覧ください。
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