図書展示「雑誌『映画秘宝』とその周辺」展
雑誌『映画秘宝』は、2020年1月21日発売の3月号をもって休刊します。同誌のこれまでを振り返り、『映画秘宝』とその関連図書を展示します。
2019年12月、出版社の洋泉社が宝島社に合併されるというニュースが報道され、あわせて、同社が発行する『映画秘宝』が休刊するというアナウンスも流れました。
『映画秘宝』は1995年、宝島社から洋泉社に出向した町山智浩氏が発行した『エド・ウッドとサイテー映画の世界』という本を出発点とします。誌面ではアクション、SF、カンフー、セクシーものを中心に、マイナーな作品やカルト映画など、幅広い作品を新旧問わずにとりあげ、映画の世界の奥深さ、その楽しみ方を発信してきました。また個性豊かなライターたちによる作品への愛のあふれる記事も、雑誌としての魅力の一つでした。
今回の展示では、『エド・ウッドとサイテー映画の世界』など、ムック時代のものから、さらにその前身となる「映画宝島」、さらに本誌から生まれた多くの映画評論の本を集めました。ほかにも、月刊化されたリニューアル創刊号と、東日本大震災を受けて組まれた特集「観れば絶対に元気になる不屈の映画150」が掲載されている2011年6月号を展示します(こちらの2冊は館内閲覧のみとなります)。
また、今回の展示にあわせて、記載台に設置している「みんなのノート」に皆さんの好きな映画などを書いていただけると嬉しく思います。皆さんが楽しい映画の情報を共有できることを願っています。
【日時】令和2(2020)年1月7日(火曜日)から1月31日(金曜日)まで 終了しました
【問い合わせ】住之江図書館 電話 06-6683-2788